スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-

『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』

概要

『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』は、2010年10月から2011年4月にかけて放送されたテレビアニメであり、バンプレストが展開する人気ゲームシリーズに基づいています。特に『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』（通称『OG2』）を基にしており、OGシリーズのアニメ作品では第3作目にあたります。前作『スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-』（『DW』）の続編ですが、設定面では『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS』を踏まえた内容となっており、そのため時系列上では『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』（『OGTA』）とは接続せず、ゲーム『スーパーロボット大戦OG外伝』に繋がる形です。

このアニメの制作は、前作の制作会社が変更され、主に旭プロダクションが手掛けました。このことにより、登場ロボットの描かれ方も変わり、手描きによる表現が行われました。従来の3DCGとは異なるスタイルが特徴で、より温かみのあるアニメーションを実現しています。また、ギャグやお色気要素が盛り込まれ、視聴者に新たな魅力を提供しました。

放送終了後、映像ソフト化が決まり、DVD版が2011年6月より各巻ごとに発売され、その際には作画が修正され、より高品質な映像となりました。BD版については若干限定的な形で発売が行われました。

あらすじ

物語はL5戦役が終結し、数ヶ月が経過した後の世界から始まります。この期間、各種勢力やDC残党が活動を強化しており、被った痛手から立ち直るまでにはしばらくの時間が必要です。そんな中、ブライアン・ミッドクリッド大統領が地球外知的生命体の存在を世界に向けて公表。それを受けて、大統領らは対策を講じようとしますが、彼らは真の敵の存在には気づいていません。

登場人物・機動兵器

本作では、ゲーム版においてプレイヤーキャラクターではなかったキャラクターにも新しい声優が起用されています。例えば、技術者や政治家などがキャストとして加わりました。ただし、一部キャラクターの声優が交代するなどの変更も見受けられます。新たに登場するキャラクターや機動兵器も存在し、特にアヅキ・サワやエクスバイン、レストジェミラなどが印象的です。

スタッフ

本作の制作には多くの才能あるスタッフが関与しています。原作はSRプロデュースチームが、監修には寺田貴信と森住惣一郎が携わりました。監督には大張正己が就任し、シリーズ構成は竹田裕一郎と八房龍之助が担当。キャラクターデザインやメカニックデザインでも多くのクリエイターが名を連ねています。また、音楽も充実しており、寺田志保を中心に多彩な楽曲が提供されました。

プロモーション活動

放送前にはキャラホビ2010で特別ステージが開催され、多くの関係者が集い、ダイジェストPVやトークセッションが行われました。また、放送中にはトークイベントが実施され、制作の裏話や生オーディオコメンタリーがファンを魅了しました。さらに、漫画版やドラマCDなど、関連商品も多数展開され、ファンの楽しみを広げています。

このように『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』は、魅力的なストーリーとキャラクター、そして高品質なアニメーションで視聴者を惹きつける作品となっており、OGシリーズファンにとって欠かせない作品となっています。

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