第2次ロマーノ・プローディ内閣

第2次ロマーノ・プローディ内閣

第2次ロマーノ・プローディ内閣は、イタリア共和国の第59代内閣であり、ロマーノ・プローディが首相（閣僚評議会議長）を務めました。

概要

2005年に結成された中道左派連合「ルニオーネ」は、1996年の総選挙で政権交代を実現したプローディを再び首相候補に選出しました。2006年の総選挙では、シルヴィオ・ベルルスコーニ率いる中道右派連合「自由の家」を破り、上下両院で過半数を獲得しました。

ルニオーネ内で最大の勢力を持つ左翼民主主義者と中道政党のマルゲリータが主要な閣僚ポストを占め、左派や小政党からの閣僚の登用は最小限に留まりました。

2008年1月、欧州民主連合・人民を率いるクレメンテ・マステッラが、法相の辞任と連立与党からの離脱を表明しました。これは、マステッラの親族に対する検察の捜査を内閣が黙認したことへの反発が原因でした。プローディは首相信任案を上下両院に提出しましたが、下院では賛成多数で可決されたものの、上院では反対多数で否決されました。これを受けてプローディは首相を辞任し、総選挙後の2008年5月、内閣は総辞職しました。

沿革

• - 2006年5月17日: 就任
• - 2008年5月8日: 退任

閣僚データ

内閣は以下の政党からの閣僚で構成されていました。

• - 民主党: 大臣18、副大臣7、政務次官40
• - 共産主義再建党: 大臣1、副大臣1、政務次官6
• - イタリア共産主義者党: 大臣1、政務次官2
• - イタリア急進主義者: 大臣1、副大臣1、政務次官2
• - 民主的左翼: 大臣1、政務次官3
• - 緑の連盟: 大臣1、政務次官2
• - 価値あるイタリア: 大臣1、政務次官1
• - 自由民主主義者: 政務次官1
• - 社会主義者: 政務次官1
• - ロンバルディア自治同盟: 政務次官1
• - 非議員: 大臣1

関連項目

• - ルニオーネ
• - 第1次ロマーノ・プローディ内閣

外部リンク

• - .:Governo Italiano:. Home page（公式サイト）

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