第20回全国中等学校ラグビーフットボール大会
1938年1月、
兵庫県西宮市の甲子園南運動場で開催された第20回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、
旧制中学校や
実業学校、高等普通学校などの生徒たちが一堂に会し、熱戦を繰り広げました。この大会は、日本における中等学校ラグビー競技の重要なイベントとなっており、各地からの参加チームによる対戦が注目されました。
参加チーム
今回の大会には、多くの有力校が参加しており、以下が出場した学校の一覧です。太字で示された学校はシード校としての地位を持つチームです。
- - 北海道庁立函館商業学校(北海道・実業学校) - 2年ぶり2回目の参加
- - 秋田県立秋田工業学校(秋田県・実業学校) - 9年連続9回目の参加
- - 保善商業学校(東京都) - 初出場
- - 同志社中学校(京都府) - 6年ぶり14回目の参加
- - 兵庫県立第二神戸中学校(兵庫県) - 3年ぶり4回目の参加
- - 天理中学校(奈良県) - 4年連続9回目の参加
- - 崇徳中学校(広島県) - 4年連続4回目の参加
- - 徳島県脇町中学校(徳島県) - 4年連続4回目の参加
- - 福岡県立福岡中学校(福岡県) - 6年連続10回目の参加
- - 台北州立台北第一中学校(外地) - 5年連続7回目の参加
- - 養正高等普通学校(外地) - 初出場
- - 撫順中学校(外地) - 2年連続2回目の参加
試合結果
大会は数回に分かれて行われ、下記の通り試合が進行しました。
1回戦
- - 函館商 3 - 14 保善商
- - 撫順中 0 - 9 秋田工
- - 脇町中 11 - 14 天理中
- - 福岡中 0 - 14 養正高普
2回戦
- - 同志社中 3 - 6 崇徳中
- - 保善商 0 - 22 秋田工
- - 台北一中 0 - 11 神戸二中
- - 天理中 0 - 16 養正高普
準決勝
- - 崇徳中 0 - 36 秋田工
- - 神戸二中 0 - 12 養正高普
決勝
決勝戦では、
秋田県立秋田工業学校が4年ぶりに栄冠を手にし、優勝を果たしました。最終スコアは秋田工の3点に対し、養正高等普通学校は0点という結果でした。この結果により、秋田工は大会史上2回目の優勝を達成しました。
参考文献
この情報は、以下の文献に基づいています。
- - 日本ラグビー2005 平成16年~平成17年公式戦主要記録 ISBN 4-583-03863-1
外部リンク
大会の歴代優勝校に関する情報は、
大会公式サイト(毎日放送)で確認できます。