第21回スーパーボウル

第21回スーパーボウル概要

第21回スーパーボウルは、1987年1月25日にカリフォルニア州パサデナのローズボウルで開催され、ニューヨーク・ジャイアンツとデンバー・ブロンコスが対戦しました。この試合は、NFLの1986年シーズンの頂点を決定するもので、ジャイアンツが39対20でブロンコスを下し、初のスーパーボウルチャンピオンに輝きました。

試合の詳細

試合の内容は印象的で、特にジャイアンツは第2クォーターから第4クォーターにかけて26得点を挙げ、後半に入ると30得点を記録しました。このスーパーボウルにおける後半の得点は、新たな記録となりました。また、ニューヨーク・ジャイアンツのクォーターバックであるフィル・シムズは、25本中22本のパスを成功させ、パス成功率は88％という高い数字を残したため、MVPにも選出されました。

背景

第21回スーパーボウルの開催地は、1984年のNFLオーナー会議でカリフォルニア州パサデナに決定。この試合はパサデナで4回目、ロサンゼルス大都市圏で6回目のスーパーボウルとなりました。

ニューヨーク・ジャイアンツの道のり

ジャイアンツにとって、この試合は初めてのスーパーボウル出場となりました。彼らは1963年以来のチャンピオンシップゲーム出場でもありました。フィル・シムズが3487ヤード、21タッチダウンを挙げた一方で、インターセプトも22回記録。彼の主なターゲットはタイトエンドのマーク・ババーロで、1001ヤードを投じました。チームのランプレイでは、ジョー・モリスが1516ヤードを走破し、14タッチダウンを記録しました。彼のサポートにはフルバックのモーリス・カーソンが欠かせなかったと言えます。また、ジャイアンツのディフェンスは「Big Blue Wrecking Crew」と呼ばれ、大いに称賛されました。

デンバー・ブロンコスのシーズン

ブロンコスはレギュラーシーズンを11勝5敗で終え、AFC西地区のチャンピオンとなりました。彼らのクォーターバック、ジョン・エルウェイは3480ヤード、19タッチダウンを記録しました。特にランゲームでも257ヤードを挙げる活躍を見せました。ブロンコスにはプロボウルRBのサミー・ワインダーもおり、789ヤードを走り、たくさんのタッチダウンを記録しました。彼らのディフェンスは、ランディフェンスにおいてAFCトップの成績を収めました。

プレイオフの道

ブロンコスはニューイングランド・ペイトリオッツに勝利し続け、AFCチャンピオンシップではクリーブランド・ブラウンズに競り勝ち、スーパーボウル出場を決めました。一方、ジャイアンツはプレーオフ２試合を通じてわずか3得点を許した強力なディフェンスで進出しました。

試合の注目ポイント

試合前には、ディフェンスリーダーのローレンス・テイラーがブロンコスのエルウェイをどう抑えるかが大きな注目を集めました。試合中、ジャイアンツのディフェンスは特に迫力あるプレーで観衆を沸かせました。

テレビ放映とエンターテイメント

CBSが全米中継を行い、実況はパット・サマロール、解説はジョン・マッデンが担当しました。試合の前には、ザ・ビーチ・ボーイズが登場し、アメリカ国歌の斉唱が行われました。ハーフタイムには、ジョージ・バーンズのパフォーマンスとともに、ダンスチームの演技が行われました。

スタッツと結果

試合はジャイアンツの圧勝で終わり、フィル・シムズはMVPに選ばれ、自身の名前がスーパーボウルの歴史に刻まれることとなります。最終スコアは39対20となり、ジャイアンツが輝かしい栄光を手にしました。

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