第3回日本フットボール優勝大会

第3回日本フットボール優勝大会

第3回日本フットボール優勝大会は、1920年1月に大阪毎日新聞の主催のもと、豊中グラウンドで行われました。この大会は、日本におけるサッカーの発展において重要な役割を果たしました。開催当初から参加チームの数は12に増え、さらに延長戦が導入されるなど、より競技性が高まった大会となりました。

大会の概要

1920年1月17日の開幕戦には、前回大会と前々回大会の決勝で顔を合わせた御影師範学校と明星商業学校が再び対戦しました。試合は御影師範が2-0で勝利し、冷静なプレーを見せました。一方、敗れた明星商業は、堺中学と京都師範の棄権によって急遽行われた敗者復活戦を経て奈良師範と対戦しました。この試合は延長戦に入り、協議の結果コーナーキックの回数で明星商業が勝利を収めました。

準決勝では、病気による棄権により、神戸一中が御影師範に負けた試合も含まれ、多くの波乱が見られました。決勝では、初出場の姫路師範が御影師範に挑むも、4-1という結果で、御影師範が見事に3連覇を成し遂げました。

参加校と結果

参加チーム

1. 京都府師範学校（京都）- 3年連続3回目
2. 明星商業学校（大阪）- 3年連続3回目
3. 大阪府立堺中学校（大阪）- 3年連続3回目
4. 大阪府池田師範学校（大阪）- 初出場
5. 兵庫県御影師範学校（兵庫）- 3年連続3回目
6. 兵庫県立第一神戸中学校（兵庫）- 3年連続3回目
7. 関西学院高等学部（兵庫）- 3年連続3回目
8. 兵庫県姫路師範学校（兵庫）- 3年連続3回目
9. 神戸高等商業学校（兵庫）- 初出場
10. 兵庫県立第二神戸中学校（兵庫）- 初出場
11. 奈良県師範学校（奈良）- 3年連続3回目
12. 和歌山県立和歌山中学校（和歌山）- 初出場

試合結果

1回戦
御影 2－0 明星
関学 6－0 池田
和歌山 (棄権) 堺
姫路 (棄権) 京都
明星(敗者復活) 0－0 (3 CK 0) 奈良

準々決勝
神一 2－0 神商
関学 3－0 明星
御影 2－0 神二
姫路 4－0 和歌山

準決勝
御影 3－1 神一
姫路 3－0 関学

決勝
御影 4－1 姫路

ラグビー大会

この大会には、サッカー以外にもラグビーの大会が設けられました。中学、高専、大学に区分され、中学では同志社中と京都一商の2校が参加しました。

決勝結果

同志社中（初優勝） 3－0 京都一商

参考文献

日本ラグビー2005平成16年～平成17年公式戦主要記録 ISBN 4-583-03863-1

関連項目

• - 日本のサッカー
• - 日本のラグビーユニオン
• - 豊中グラウンド

大会の公式サイトには、歴代の優勝校が掲載されています。

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