第3回日本レコード大賞

第3回日本レコード大賞

第3回日本レコード大賞は、1961年12月28日に神田共立講堂で行われました。この年の大賞に選ばれたのは、フランク永井の「君恋し」です。これはフランク永井にとって初受賞の栄誉であり、この楽曲は多くのファンに愛されました。また、この大会からはリバイバル作品も審査対象に加わることとなり、選考の幅が広がりました。

主な受賞結果

日本レコード大賞

曲名: 君恋し
歌手: フランク永井
作詞: 時雨音羽
作曲: 佐々紅華
編曲: 寺岡真三

歌唱賞

曲名: 硝子のジョニー
歌手: アイ・ジョージ

新人奨励賞

この年新たに設けられた新人賞は「新人奨励賞」として、以下の多くの新たな才能に授与されました：
仲宗根美樹（曲: 川は流れる）
山中みゆき（曲: 団地のお嬢さん）
平野こうじ（曲: 白い花のブルース）
松島アキラ（曲: 湖愁）
藤野たつ美（曲: むすめ三度笠）
柳うた子（曲: さいはての唄）

作曲奨励賞

曲名: 恋しているんだもん
歌手: 島倉千代子
作曲: 市川昭介

編曲賞

曲名: 刑事物語
歌手: 西田佐知子／57オール・スターズ
編曲: 広瀬雅一

作詩賞

受賞作品:
白い花のブルース（歌: 平野こうじ）
磯ぶし源太（歌: 橋幸夫）
作詞: 佐伯孝夫

企画賞

受賞機関: 日本コロムビア株式会社
企画名: 日本歌謡史

童謡賞

曲名: かかしのねがいごと
* 歌手: 楠トシエ

司会者

この年の司会は、前回に引き続き芥川隆行が務めました。彼の司会進行は、スムーズで観客の心を掴むものでした。

制作とプロデューサー

このテレビ中継の制作も、TBSによって行われ、視聴者にとっても特別なイベントとなりました。主催は社団法人日本作曲家協会、日本レコード大賞制定委員会および日本レコード大賞実行委員会が行いました。

最後に

第3回日本レコード大賞は、日本の音楽界における重要な出来事の一つとなり、特にフランク永井の受賞は、その後の音楽キャリアにも大きな影響を与えました。また、多くの新人がこの場から輩出され、音楽シーンに新たな息吹をもたらすこととなりました。

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