第3外人歩兵連隊

第3外人歩兵連隊について

第3外人歩兵連隊（3e REI）は、フランス領ギアナに位置するフランス陸軍の歩兵連隊であり、フランス領ギアナ駐屯フランス軍(FAG)の一部を成しています。この連隊の主な兵種は歩兵で、外人部隊に属する伝統的な部隊として知られています。連隊はギュイヤンヌ・フランセーズクールーに駐屯し、主にフランスの海外県における主権確保や領域警備の任務を担っています。

沿革

第3外人歩兵連隊は、1915年にアルジェリアで外人行進連隊として創設されました。その後、1921年にはモロッコに派遣され、1944年にはフランスのアルザスでの戦闘に参加しました。1945年度には第3外人歩兵連隊として改編され、1946年には第一次インドシナ戦争、1955年にはアルジェリア戦争にも参戦しました。1956年には1個大隊がマダガスカルに派遣され、1962年にはディエゴ・スアレスに移駐しています。1973年にクールーに再び移駐し、1986年には器材中隊と偵察・支援中隊が廃止されました。2003年には第3中隊が廃止され、2004年には第2中隊がハイチに派遣されています。

最新の部隊編成

現在の第3外人歩兵連隊の編成は、連隊本部を中心とし、本部管理中隊とともに第1中隊、第2中隊（混成部隊であり、4ヶ月ごとに交代する隊員で構成）、および密林訓練隊の2個小隊から成ります。この連隊の定員は約640名であり、混成中隊は他の外人部隊の隊員と定期的に交代しながら任務に従事しています。

連隊の任務

第3外人歩兵連隊は、フランスの海外県の主権確保と共に、ギアナ宇宙センターの警備を行い、地域の領域警備とフランスの権益保護に努めています。さらに、環境適応訓練も行い、平和維持活動においては小規模な部隊を派遣する役割も果たしています。

主要装備

この連隊が使用する主要装備には、GIAT BM92-G1、FA-MAS、FR-F2、AAT-F1、AA-52、12.7mm重機関銃、RTF1 120mm迫撃砲、LLR 81mm迫撃砲、ERYX、ミラン、HOT、VAB、VAL、P4、TRM 2000などが含まれています。

関連項目

第3外人歩兵連隊は、フランス軍やフランス陸軍、北大西洋条約機構（NATO）といった関連項目とも深い繋がりを持っています。

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