第34回日本レコード大賞

第34回日本レコード大賞について



1992年の大晦日、東京都の日本武道館で開催された第34回日本レコード大賞は、音楽界の重要なイベントとして多くの注目を集めました。この年の授賞式では、『元旦まで感動生放送!史上最大39時間テレビ「ずっとあなたに見てほしい 年末年始は眠らない」』という特別番組の一環として生中継されました。また、この回は二部門制(ポップス・ロック、歌謡曲・演歌)での実施が行われた最後の年でもありました。

授賞作品



ポップス・ロック部門では、米米CLUBの楽曲「君がいるだけで」が大賞を受賞。これにより米米CLUBは初めての栄冠を手にしました。この曲はオリコン年間シングルランキングにおいて第1位を獲得しており、これは第32回の翌年から数えて2年ぶりのことでした。さらに、TBSの音楽番組『突然バラエティー速報!!COUNT DOWN100』でも年間シングルランキングの1位を獲得したことから、その記録は特筆すべきものとなりました。

歌謡曲・演歌部門の大賞は、大月みやこの「白い海峡」が受賞しました。大月にとってもこの受賞は初めてのことであり、同局のドラマ主題歌としても特別な意味を持ちました。

視聴率と中継



視聴率は15.1%を記録し、これは前年比で0.4ポイントの上昇となりました。この年、新たに開局したあいテレビ(当時は伊予テレビ)が日本レコード大賞の生中継を行ったことも、その視聴率に寄与したと考えられます。

司会者



授賞式の進行を担当した司会者は、黒柳徹子神田正輝が務め、TBSアナウンサーの山本文郎が進行を担当しました。この豪華な顔ぶれが視聴者にとって特別な体験を提供しました。

受賞一覧



ポップス・ロック部門


(作詞・作曲・編曲: 米米CLUB、プロデューサー: 米米CLUB、レコード会社: ソニーレコーズ)

歌謡曲・演歌部門


(作詞: 池田充男、作曲: 伊藤雪彦、レコード会社: キングレコード)

各種賞の受賞者


受賞者には他にも、優秀アルバム賞、作曲賞、作詩賞、特別賞など多くの賞があり、数多くのアーティストがその名を挙げました。また、特別功労賞や日本作曲家協会特別功労賞なども授与され、音楽業界への貢献が讃えられました。

このように、第34回日本レコード大賞は日本の音楽シーンにおいて、アーティストたちの才能と努力を称賛する重要な一夜でありました。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。