第35回読売新聞社杯全日本選抜競輪

第35回読売新聞社杯全日本選抜競輪

2020年2月8日から11日にかけて、豊橋競輪場を舞台に繰り広げられた、第35回読売新聞社杯全日本選抜競輪（GI）は、数々のドラマと熱戦を生み、多くの競輪ファンを魅了しました。

レース概要

本大会は、競輪界最高峰のレースの一つであり、優勝者には3,040万円（副賞含む）という高額な賞金が贈られます。4日間にわたる激闘の末、決勝戦は2月11日（火・祝）に第12レースとして実施されました。

決勝戦

決勝戦の誘導員は笠松信幸選手（愛知）が務め、白熱したレースが展開されました。

配当金

配当金は以下の通りです。

複式
単式

レース展開

レースでは、清水裕友選手が見事な走りを見せ、GI初優勝を飾りました。この勝利は、山口県勢にとっては、1957年の高松宮記念杯（当時は高松宮妃賜杯）で西村亀選手が優勝して以来、実に63年ぶりのGI制覇という快挙となりました。

大会トピックス

豊橋競輪場初のGI開催

本大会は、豊橋競輪場が開場して以来、初めてのGIレース開催となりました。地元ファンにとっては待望のビッグレースとなり、大きな盛り上がりを見せました。

キャッチコピーとポスター

大会のキャッチコピーは「豊橋でG1 ええじゃないか」と、地元の方言を交えた親しみやすいものでした。ポスターのイラストは、人気漫画『Odds “VERSUS!”』の作者である石渡治先生が担当し、大会を大いに盛り上げました。

ファンサービス

連日、「ニッカンPDF新聞」が無料提供され、レースの予想に役立つ情報を提供しました。2日目には11,617人もの入場者数を記録し、会場は大いに賑わいました。

イベント

2日目には、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」による爆笑ライブや、競輪評論家たちによる「レジェンド歌合戦」など、レース以外にも楽しめるイベントが多数開催され、ファンを楽しませました。

テレビ中継

決勝戦の模様は、「坂上忍の勝たせてあげたいTV ～読売新聞社杯 全日本選抜競輪2020～」として、日本テレビ系列で全国放送され、多くの視聴者がレースの興奮を共有しました。

売上結果

大会全体の売上目標額は85億円でしたが、最終的な総売上額は84億1005万7500円と、目標額にはわずかに届きませんでした。しかし、前年比101.3%を達成し、第31回大会以降減少が続いていた総売上は、5年ぶりに前年を上回る結果となりました。

競走データ

この年は2020年東京オリンピックが開催予定であり、ナショナルチームに所属する脇本雄太選手、新田祐大選手、深谷知広選手らは、オリンピック出場に向けての活動を優先したため、本大会には参加しませんでした。

脚注

注釈

出典

外部リンク

* 豊橋競輪場 特設サイト

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