第35砲兵落下傘連隊

第35砲兵落下傘連隊

第35砲兵落下傘連隊（35e régiment d'artillerie parachutiste、略称：35e RAP）は、フランス陸軍の砲兵連隊であり、オート＝ピレネー県タルブに駐屯しています。この連隊は、第11落下傘旅団に所属しており、その伝統的な役割は砲兵としての任務を中心としています。

沿革

第35砲兵連隊は、1873年に編成されて以来、数々の重要な歴史的出来事に関与してきました。連隊の初期の活動には、1892年のダオメーへの遠征が含まれます。この遠征は、フランスの植民地政策の一環として実施されたものでした。

第一次世界大戦にも参加し、1914年から戦争の動乱に身を投じましたが、1940年に発生した独仏戦では大きな損害を被る結果となりました。その後、連隊は1942年に一時的に解隊されますが、1947年に再び第35砲兵落下傘連隊として再編されました。

アルジェリア戦争（1953年～1961年）では再び戦場に立つこととなり、1963年には第11落下傘師団の傘下に編入されるなど、常に部隊としての役割を全うしてきました。1999年には再び現在の第11落下傘旅団に組織変更されました。

最新の部隊編成

現在の第35砲兵落下傘連隊は、複数の中隊から構成されています。具体的な構成は以下の通りです。

• - 連隊本部
• - 本部管理中隊
• - 砲兵情報中隊
• - 第1中隊
• - 第2中隊
• - 第3中隊
• - 第4中隊
• - 予備砲兵訓練中隊

この連隊は、約850名の兵士で構成され、牽引砲25門と重迫撃砲24門を装備しています。

主要装備

第35砲兵落下傘連隊は、以下のような装備を保有しています：

• - GIAT BM92-G1
• - FA-MAS小銃
• - AA-52機関銃
• - 12.7mm重機関銃
• - 20mm機関砲
• - TRF1野砲
• - RTF1 120mm迫撃砲
• - VOA（砲兵観測車）
• - PCR（気象レーダー）
• - VAB（装甲兵員輸送車）
• - P4
• - TRM 2000、2000、4000、10000等の輸送車両

これらの装備は、部隊の様々な任務に対して柔軟に対応できるようにされており、最新の技術が導入されています。

関連項目

第35砲兵落下傘連隊の活動は、フランス軍全体、フランス陸軍、及び北大西洋条約機構（NATO）との関連のもとで展開されています。これにより、国際的な安全保障に寄与することを目指しています。

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