第45回日本アカデミー賞

第45回日本アカデミー賞：2021年の日本映画を讃える

第45回日本アカデミー賞は、2022年3月11日に開催され、2021年1月1日から12月31日までに公開された日本映画を対象とした映画賞です。日本アカデミー賞協会が主催し、日本の映画芸術、技術、科学の向上発展を目的としています。

概要

日本アカデミー賞は、映画界の発展に貢献した人々に栄誉を与え、会員相互の親睦、海外映画人との交流を深め、日本映画界の振興に寄与することを目的としています。授賞式の模様は日本テレビ系列で地上波放送されました。

授賞式の司会

司会は、フリーアナウンサーの羽鳥慎一と、前回最優秀主演女優賞を受賞した女優の長澤まさみが務めました。

受賞部門

作品賞、監督賞など15部門の「正賞」と、話題賞や新人俳優賞など7部門の「その他の賞」で構成されています。正賞は、各部門5作品または5名が優秀賞として選出され、授賞式で最優秀賞が決定されます。新人俳優賞は優秀賞のみが選出されます。

主な受賞作品・受賞者

最優秀作品賞: 『ドライブ・マイ・カー』
最優秀アニメーション作品賞: 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
最優秀監督賞: 濱口竜介（『ドライブ・マイ・カー』）
最優秀脚本賞: 濱口竜介、大江崇允（『ドライブ・マイ・カー』）
最優秀主演男優賞: 西島秀俊（『ドライブ・マイ・カー』）
最優秀主演女優賞: 有村架純（『花束みたいな恋をした』）
最優秀助演男優賞: 鈴木亮平（『孤狼の血 LEVEL2』）
最優秀助演女優賞: 清原果耶（『護られなかった者たちへ』）
最優秀外国作品賞: 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ|007_ノー・タイム・トゥ・ダイ』
話題賞: 菅田将暉（俳優部門『花束みたいな恋をした』）、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』（作品部門）

新人俳優賞には、今田美桜、西野七瀬、三浦透子、吉川愛、磯村勇斗、尾上右近、宮沢氷魚、Fukaseが選ばれました。

会長功労賞・特別賞

長年にわたり映画界に貢献した人物に贈られる会長功労賞には、草笛光子、戸田奈津子、野上照代、野沢雅子、森英恵、山﨑努が選ばれました。また、大塚康生、原正人、田中邦衛、千葉真一、澤井信一郎、髙岩淡、ワダエミに会長特別賞が贈られました。

選考基準

選考対象は、2021年1月1日から12月31日までに東京地区で有料公開された40分以上の劇場用劇映画およびアニメーション作品です。劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続上映された作品が対象となります。ただし、ドキュメンタリー、特別興行、イベント上映、再上映、映画祭のみで上映された作品は除かれます。

まとめ

第45回日本アカデミー賞は、『ドライブ・マイ・カー』が作品賞を含む主要部門を制覇し、大きな話題となりました。また、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』がアニメーション作品賞と話題賞を受賞するなど、アニメーション作品の存在感も際立ちました。2021年の日本映画界を代表する作品、才能が集結した、記憶に残る授賞式となりました。

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