第45回社会人野球日本選手権大会予選

第45回社会人野球日本選手権大会予選

第45回社会人野球日本選手権大会は、社会人野球のトップチームが集結する権威ある大会です。本戦への出場チームは、例年、厳しい予選プロセスを経て選出されます。この第45回大会の予選は、都市対抗野球大会と全日本クラブ野球選手権大会の優勝チームへの推薦枠、主要な11のJABA指定大会での優勝、そして全国9地区で開催される代表決定戦の三つの経路で行われました。多くのチームが熱戦を繰り広げた結果、合計32チームが本戦出場への切符を手にしました。

出場枠の内訳

今大会の出場枠は合計32。その内訳は以下の通りです。

• - 推薦枠: 2チーム（前年度の都市対抗優勝チーム、全日本クラブ野球選手権優勝チームに与えられます）
• - JABA指定大会優勝枠: 11チーム（主要な11大会の優勝チームが自動的に出場権を獲得）
• - 地区代表枠: 19チーム（各地区の出場枠は以下の通り。北海道1、東北1、北信越1、関東4、東海3、近畿4、中国2、四国1、九州2）

推薦による出場チーム

主要二大大会の優勝チームには、特別に本戦への推薦枠が与えられます。第45回大会予選においては、以下の2チームがこの枠で出場を決めました。

• - 第90回都市対抗野球大会 優勝: JFE東日本
• - 第44回全日本クラブ野球選手権大会 優勝: マツゲン箕島硬式野球部

（この大会の決勝では、マツゲン箕島がOBC高島に7回コールドで勝利しています。）

JABA指定大会を勝ち抜いたチーム

全国各地で開催される、社会人野球の主要大会であるJABA指定大会。これらの大会で優勝することは、日本選手権出場への大きなアドバンテージとなります。第45回大会予選において、以下の11チームが各指定大会で頂点に立ち、出場権を獲得しました。

• - 第74回JABA東京スポニチ大会: 日本新薬
• - 第66回JABA静岡大会: 王子
• - 第48回JABA四国大会: 東芝
• - 第61回JABA長野県知事旗争奪野球大会: トヨタ自動車
• - 第42回JABA日立市長杯争奪野球大会: 鷺宮製作所
• - 第62回JABA岡山大会: JFE西日本
• - 第70回JABA京都大会: 日本生命
• - 第72回JABAベーブルース杯争奪大会: 日本通運
• - 第72回JABA九州大会: 西部ガス
• - 第50回JABA東北大会: 日本製鉄鹿島
• - 第61回JABA北海道大会: JX-ENEOS

これらの大会は、地区予選に先立って行われ、本戦出場を目指す各チームにとって重要な試金石となりました。

地区代表決定戦を勝ち抜いたチーム

推薦およびJABA指定大会優勝による出場権を得られなかったチームは、それぞれの所属する地区で開催される最終予選に臨みます。ここでの代表決定戦を勝ち上がった以下の19チームが、最後の出場枠を掴みました。

• - 北海道地区: 日本製鉄室蘭シャークス
• - 東北地区: 七十七銀行
• - 北信越地区: 伏木海陸運送
• - 関東地区: Honda, 三菱日立パワーシステムズ, 東京ガス, NTT東日本
• - 東海地区: Honda鈴鹿, 三菱自動車岡崎, ヤマハ
• - 近畿地区: パナソニック, 大阪ガス, 三菱重工神戸・高砂, NTT西日本
• - 中国地区: JR西日本, シティライト岡山
• - 四国地区: JR四国
• - 九州地区: 沖縄電力, JR九州

地区最終予選では、1試合にかける各チームの意気込みがぶつかり合い、多くの接戦や逆転劇が生まれました。特に延長戦やタイブレーク、あるいは敗者復活戦を勝ち上がるなど、ドラマチックな展開を経て代表権を獲得したチームも少なくありません。

これらの厳しい予選を勝ち抜いた32チームが、第45回社会人野球日本選手権大会本戦で、社会人野球の頂点を目指して戦いを繰り広げます。各チームの活躍に注目が集まります。

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