第48回
社会人野球日本選手権大会本戦への出場権をかけた予選が、様々な形で開催されました。都市対抗野球大会優勝チーム、
全日本クラブ野球選手権大会優勝チームには本戦への出場権が与えられ、さらに多数のJABA主要大会や各地区の最終予選を勝ち抜いたチームが全国の舞台への切符を手にしました。ここでは、その熱戦の模様と代表チーム決定の結果をまとめています。
特別枠による出場権獲得チーム
まず、
第94回都市対抗野球大会で見事優勝を飾った
トヨタ自動車が、規定により日本選手権本戦への出場権を獲得しました。また、クラブチームの日本一を決定する第47回
全日本クラブ野球選手権大会では、決勝戦で
ショウワコーポレーションが矢場とんブースターズを6対3で破り優勝。ショウワコーポレーションも本戦出場を決めました。
JABA主要大会優勝による出場権獲得チーム
春先から各地で開催されたJABA主要大会は、日本選手権の予選を兼ねており、各大会の優勝チームに本戦出場権が付与されました。
第77回
JABA東京スポニチ大会:
東芝
決勝ではHondaを3対1で下し優勝。
第69回
JABA静岡大会:
ヤマハ
NTT東日本との決勝を7対2で制しました。
第51回
JABA四国大会:
ENEOS
明治安田生命を9対1の大差で破り優勝。
第64回
JABA長野県知事旗争奪野球大会:
三菱重工East
NTT東日本との決勝を4対2で制しました。
第65回
JABA岡山大会:
JFE西日本
JR東海との決勝に3対0で勝利しました。
第45回JABA日立市長杯争奪野球大会:
日本製鉄鹿島
SUBARUを6対3で破り優勝。
第73回
JABA京都大会:
三菱重工West
大阪ガスとの決勝を4対0で制しました。
第75回
JABAベーブルース杯争奪大会:
伏木海陸運送
三菱自動車岡崎を5対2で破り優勝。
第75回
JABA九州大会:
西部ガス
決勝でHondaに7対0と完勝しました。
第53回
JABA東北大会:
日本通運
セガサミーとの決勝を5対0で制しました。
第64回
JABA北海道大会:
JFE東日本
決勝で東京ガスに2対0で勝利しました。
これら11チームが、それぞれのJABA大会優勝チームとして日本選手権本戦出場を決めました。
地区最終予選を勝ち抜いたチーム
JABA大会優勝枠や特別枠で出場権を得られなかったチームは、各地で実施された地区最終予選に挑みました。各地区の代表決定戦の結果は以下の通りです。
北海道地区:
JR北海道硬式野球クラブ
代表決定戦で北海道ガスに5対4で勝利。
東北地区:
TDK
決勝で七十七銀行を9対1で下し代表権獲得。
北信越地区:
信越硬式野球クラブ
代表決定戦でロキテクノ富山に7対3で勝利。
関東地区:激戦を勝ち抜き、
エイジェック、
日本製鉄かずさマジック、
東京ガス、
Hondaが代表権を獲得。
東海地区:代表決定戦でJR東海が三菱自動車岡崎に勝利。敗者復活戦を経て
JR東海、
三菱自動車岡崎、
西濃運輸の3チームが代表に。
近畿地区:
日本新薬、
日本生命がそれぞれ代表権を獲得。敗者復活戦からは
パナソニック、
大阪ガスが代表に。
中国地区:代表決定戦で
伯和ビクトリーズがJR西日本に勝利。敗者復活戦からは日鉄ステンレスがJR西日本を破り、
伯和ビクトリーズ、
日鉄ステンレスの2チームが代表に。
四国地区:対抗戦形式で行われ、
JR四国が四国銀行を破り代表権獲得。
九州地区:代表決定戦でHonda熊本がKMGホールディングスに勝利。敗者復活戦を勝ち上がった
Honda熊本、
KMGホールディングスの2チームが代表に。
これらの様々な予選ルートを経て、第48回
社会人野球日本選手権大会に出場する全チームが決定しました。各チームとも厳しい戦いを勝ち抜いた精鋭であり、本大会での熱い戦いが期待されます。