第51回世界卓球選手権団体戦

第51回世界卓球選手権団体戦（ドルトムント大会）

2012年3月25日から4月1日まで、ドイツのドルトムントにあるヴェストファーレンホールにて、第51回世界卓球選手権団体戦が開催されました。この大会では、中国が2大会ぶりに男子・女子ともに優勝を果たすという素晴らしい結果を残しました。

大会概要

大会には、男子は120の国と地域、女子は93の国と地域から代表が集まり、世界一の座をかけて熱戦を繰り広げました。チームの振り分けは、2010年に開催された第50回世界卓球選手権団体戦の成績と、ITTF（国際卓球連盟）の世界ランキングに基づいて決定されました。

また、この大会の結果は、2012年5月10日から13日にかけて行われたロンドンオリンピックの団体最終予選にも影響を与える重要なものでした。

シード

世界の頂点を争う「世界チャンピオン」のカテゴリーには、24の国と地域が参加しました。その内訳は、前回大会（第50回世界卓球選手権団体戦）の上位18チーム、前回大会のセカンドディビジョンの上位2チーム、そして2012年2月時点での世界ランキング上位4チームです。

日本代表選手団

日本からは、男子は水谷隼、岸川聖也、松平賢二、丹羽孝希、吉村真晴の5名、女子は石川佳純、福原愛、平野早矢香、藤井寛子、石垣優香の5名が代表として選出されました。男子チームの監督は宮﨑義仁氏、女子チームの監督は村上恭和氏が務めました。

日本代表の戦績

男子チームは、予選リーグでポーランドに敗れるという苦戦を強いられましたが、最終的には4勝1敗で予選リーグを1位で通過しました。準々決勝ではシンガポールを3-1で下し、準決勝に進出。しかし、準決勝ではドイツに惜しくも敗れ、3位という結果に終わりました。1977年のバーミンガム大会以来となる決勝進出はならず、3大会連続での銅メダル獲得となりました。

女子チームは、準々決勝で韓国と対戦し、2-3で惜敗。これにより、6大会連続のメダル獲得はなりませんでした。

日本での放送

この大会の模様は、テレビ東京とTXN系列局で放送されました。福沢朗氏がメインキャスターを務め、近藤欽司氏、松下浩二氏、樋浦令子氏が解説を担当。実況は植草朋樹氏、斉藤一也氏、中川聡氏が担当しました。東京のスタジオからは秋元玲奈アナウンサー、ドルトムントからは紺野あさ美アナウンサーが出演し、大会を盛り上げました。また、青山テルマさんの楽曲『夢の続きへ』が番組テーマ曲として使用されました。

まとめ

第51回世界卓球選手権団体戦は、中国の圧倒的な強さが際立つ大会となりました。日本代表は男女ともにメダル獲得とはなりませんでしたが、激戦を繰り広げ、次へのステップとなる経験を積みました。テレビ放送を通じて、多くの卓球ファンがその熱戦を共有し、感動を味わいました。

外部リンク

公式ウェブサイト
ITTF.com
* テレビ東京サイト'>テレビ東京サイト

もう一度検索