第55回世界卓球選手権団体戦

第55回世界卓球選手権団体戦（釜山）中止の経緯

第55回世界卓球選手権団体戦は、当初2020年3月22日から29日にかけて韓国の釜山で開催される予定でした。しかし、2020年2月頃から韓国国内で新型コロナウイルス感染症が拡大した影響を受け、大会直前に3ヶ月後の6月21日から28日への延期が決定されました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大は世界的な規模となり、その後も2度の延期（同年9月、翌年2月）が計画されましたが、開催の見通しが立たず、2020年12月22日に最終的に中止が決定されました。世界中の卓球ファンが待ち望んでいた大会でしたが、パンデミックという未曽有の事態により、やむを得ず中止という決断に至りました。

2021年11月のITTF（国際卓球連盟）総会において、2024年に改めて釜山で世界卓球選手権団体戦が開催されることが決定しました（第57回世界卓球選手権団体戦）。

日本代表選手

幻となった第55回世界卓球選手権団体戦の日本代表選手は以下の通りでした。

男子

張本智和（当時世界ランキング5位）
丹羽孝希（当時世界ランキング12位）
水谷隼（当時世界ランキング15位）
宇田幸矢（当時世界ランキング40位）
森薗政崇（当時世界ランキング47位）

女子

伊藤美誠（当時世界ランキング3位）
石川佳純（当時世界ランキング9位）
平野美宇（当時世界ランキング11位）
佐藤瞳（当時世界ランキング18位）
早田ひな（当時世界ランキング23位）

当時の日本代表は、男女ともに世界トップレベルの選手で構成されており、メダル獲得への期待も高まっていました。しかし、大会中止により、その実力を世界に示す機会を失うこととなりました。

まとめ

第55回世界卓球選手権団体戦（釜山）は、新型コロナウイルスの影響により中止となりましたが、2024年に再び釜山で開催されることが決定しています。幻となった大会に出場するはずだった選手の思いも胸に、次回の大会では白熱した試合が繰り広げられることを期待しましょう。

外部リンク

* Hana Bank 2020 World Team Table Tennis Championships - ITTF

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