第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、大学ラグビーの日本一を決定する伝統ある大会の第59回として、2022年の秋から2023年の初頭にかけて開催されました。具体的には、2022年11月19日に開幕し、2023年1月8日に決勝戦が行われるまでの期間、全国各地で熱戦が繰り広げられました。本大会はニップンの特別協賛を得て開催され、全国から選出された大学ラグビー強豪校が参加しました。

大会方式と出場チーム

本大会には、全国の大学リーグを勝ち抜いた合計14チームが出場しました。大会形式は変則トーナメント方式が採用され、各チームはリーグ戦の成績や地域の予選を通過して出場権を獲得しました。

出場校は、関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部、関西大学リーグ戦Aリーグの上位校を中心に選ばれました。これに加え、前年度大会の優勝校および準優勝校が所属するリーグに追加の出場枠が与えられました。また、九州、北海道・東北、東海・北陸・中国・四国の各地域代表校も参加しました。

各ラウンドからの出場校は以下の通りです。

準々決勝から出場（4校）：
帝京大学（関東大学対抗戦Aグループ1位）
東海大学（関東大学リーグ戦1部1位）
京都産業大学（関西大学リーグ戦Aリーグ1位）
明治大学（関東大学対抗戦Aグループ2位）

3回戦から出場（7校）：
早稲田大学（関東大学対抗戦Aグループ3位）
慶應義塾大学（関東大学対抗戦Aグループ4位）
筑波大学（関東大学対抗戦Aグループ5位）
流通経済大学（関東大学リーグ戦1部2位）
東洋大学（関東大学リーグ戦1部3位）
天理大学（関西大学リーグ戦Aリーグ2位）
同志社大学（関西大学リーグ戦Aリーグ3位）

2回戦から出場（1校）：
環太平洋大学（東海・北陸・中国・四国代表）

1回戦から出場（2校）：
福岡工業大学（九州代表）
八戸学院大学（北海道・東北代表）

このうち、東洋大学と環太平洋大学は本大会が初の出場となりました。

大会日程と開催地

大会は以下の日程で進行しました。

1回戦：2022年11月19日
2回戦：2022年11月27日
3回戦：2022年12月11日
準々決勝：2022年12月25日
準決勝：2023年1月2日
決勝：2023年1月8日

各地のスタジアムが使用され、特に準決勝および決勝は国立競技場で行われました。その他のラウンドは、秩父宮ラグビー場、ヨドコウ桜スタジアム、花園ラグビー場、パロマ瑞穂ラグビー場、ミクニワールドスタジアム北九州などが会場となりました。

大会の経過と結果

大会はまず1回戦から始まり、各地域の代表校が次のラウンド進出を目指しました。2回戦でさらにチームが加わり、勝ち上がったチームが3回戦へと進出しました。12月11日の3回戦からは、リーグ戦上位校を含む7チームが登場し、ここからトーナメントは本格的な戦いとなりました。

クリスマスに行われた準々決勝では、準々決勝シードの4チームが登場し、以下の対戦カードとなりました。

帝京大学 vs 流通経済大学
東海大学 vs 筑波大学
京都産業大学 vs 同志社大学
明治大学 vs 早稲田大学

これらの対戦を制した帝京大学（64-14）、東海大学（27-24）、京都産業大学（21-14）、明治大学（21-14）が、年明けの国立競技場で行われる準決勝へ駒を進めました。

2023年1月2日の準決勝では、帝京大学と東海大学、明治大学と京都産業大学が激突しました。帝京大学は東海大学を27対21の接戦の末に退け、2年連続の決勝進出を決めました。一方、明治大学は京都産業大学を39対24で破り、決勝で帝京大学と対戦することとなりました。

そして決勝戦は、1月8日に国立競技場で行われました。対戦カードは帝京大学対明治大学という、関東大学対抗戦のライバル同士の顔合わせとなりました。試合は帝京大学が圧倒的な攻撃力を見せつけ、明治大学を73対20で下し、見事に優勝を果たしました。

これにより、帝京大学は2年連続11回目の大学日本一の栄冠に輝き、大学ラグビー界におけるその強さを示しました。

第59回大会も、多くのドラマと熱戦を生み出し、大学ラグビーファンに大きな感動を与えました。全国の多様なチームが参加し、各校が培ってきた力を存分に発揮する舞台となりました。

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