第60回ゴールデングローブ賞

第60回ゴールデングローブ賞:輝ける受賞者たち



2003年1月19日、華やかな第60回ゴールデングローブ賞の授賞式が開催されました。映画、テレビドラマの各部門で、その年の優れた作品や俳優たちが表彰されました。本記事では、記憶に残る受賞結果を詳細に振り返ります。

映画部門



作品賞

ドラマ部門:めぐりあう時間たち』が栄冠を獲得。繊細な人間ドラマで高い評価を得ました。ノミネート作品には、『アバウト・シュミット』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔|ロード・オブ・ザ・リング_二つの塔』、『戦場のピアニスト』など、話題作が名を連ねています。
ミュージカル・コメディ部門: ミュージカル映画『シカゴ』が受賞。華麗なダンスシーンとパワフルな演技が観客を魅了しました。ノミネート作品には『アバウト・ア・ボーイ』、『アダプテーション』、『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』、『ディケンズのニコラス・ニックルビー』などがあります。

主演男優賞

ドラマ部門:戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディが受賞。圧倒的な演技力で世界中を感動に包みました。ジャック・ニコルソン(『アバウト・シュミット』)、マイケル・ケイン(『愛の落日』)、ダニエル・デイ=ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)、レオナルド・ディカプリオ(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』)ら実力派俳優との競争を制しました。
ミュージカル・コメディ部門: 『シカゴ』のリチャード・ギアが受賞。ミュージカルスターとしての魅力を存分に見せつけました。ニコラス・ケイジ(『アダプテーション』)、キーラン・カルキン(『17歳の処方箋』)、ヒュー・グラント(『アバウト・ア・ボーイ』)、アダム・サンドラー(『パンチドランク・ラブ』)ら個性豊かな俳優たちを抑えトップに立ちました。

主演女優賞

ドラマ部門:めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンが受賞。繊細な演技で高い評価を得ました。サルマ・ハエック(『フリーダ』)、ダイアン・レイン(『運命の女』)、ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)、メリル・ストリープ(『めぐりあう時間たち』)ら実力派女優がノミネートされました。
ミュージカル・コメディ部門: 『シカゴ』のレネー・ゼルウィガーが受賞。歌と演技の両面で高い評価を受けました。マギー・ギレンホール(『セクレタリー』)、ゴールディ・ホーン(『バンガー・シスターズ』)、ニア・ヴァルダロス(『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)らと競いました。

助演賞

助演男優賞:アダプテーション』のクリス・クーパーが受賞。
助演女優賞:アダプテーション』のメリル・ストリープが受賞。

監督賞:ギャング・オブ・ニューヨーク』のマーティン・スコセッシが受賞。

その他の受賞作品

外国語映画賞:トーク・トゥ・ハー
作曲賞: 『フリーダ』 – エリオット・ゴールデンサール
主題歌賞: "Lose Yourself" by エミネム – 『8 Mile
脚本賞:アバウト・シュミット』– アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー

テレビ部門



作品賞

ドラマシリーズ:ザ・シールド ルール無用の警察バッジ
コメディシリーズ:ラリーのミッドライフ★クライシス
ミニシリーズ/テレビ映画: 『チャーチル/大英帝国の嵐』

主演賞

ドラマシリーズ (男優): マイケル・チクリス – 『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ
ドラマシリーズ (女優): イーディ・ファルコ – 『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア
コメディシリーズ (男優): トニー・シャルーブ – 『名探偵モンク
コメディシリーズ (女優): ジェニファー・アニストン – 『フレンズ』
ミニシリーズ/テレビ映画 (男優): アルバート・フィニー – 『チャーチル/大英帝国の嵐』
ミニシリーズ/テレビ映画 (女優): ユマ・サーマン – 『ユマ・サーマンの運命の人を探して』

助演賞

助演男優賞: ドナルド・サザーランド – 『ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実』
* 助演女優賞: キム・キャトラル – 『セックス・アンド・ザ・シティ

セシルB・デミル賞: ジーン・ハックマン

この年のゴールデングローブ賞は、映画、テレビ共に様々なジャンルで優れた作品が受賞し、今後の映画・ドラマ界を彩る作品たちが多数登場した年となりました。

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