第66回オールスター競輪

第66回オールスター競輪の概要

2023年8月15日から20日まで、西武園競輪場にて第66回オールスター競輪が行われました。このイベントは競輪の中でも最高峰のGI競走として位置づけられ、今年の優勝賞金は5,900万円（副賞含む）にまで達しました。

レースプログラムと予選

大会の初日から3日目までは10レースが実施され、4日目から6日目までは11レースが行われました。特に注目すべきは、大会の2日目と3日目に行われた「ガールズケイリンコレクション西武園ステージ」が、オールスター競輪としては最後の実施となったことです。選手たちは最大5走することができ、1次予選では全選手が2走を行い、ファン投票によるランクに応じたレースに分けられました。着順に基づいてポイントが獲得され、上位の63名が2次予選に進出しました。2次予選へのボーダーラインは15ポイントと設定されました。

問題の決勝戦

決勝戦は8月20日の日曜日に第11レースで行われ、誘導員として埼玉出身の池田勇人が務めました。このレースの中で、吉田拓矢がハイペースで引っ張る中、眞杉匠がその後ろで展開し、見事にGI初制覇を果たしました。古性優作の追撃を振り切り、眞杉は2着まで引き離すことに成功しました。

特記事項と開催環境

今回の大会は、西武園でのGI開催が2年連続ということで、競技としての価値も高まりました。入場制限が撤廃されたこともあり、観客は自由に会場に入場でき、熱気が溢れました。また、大会のキャッチフレーズ「選ばれしものたちの祭典　熱狂と興奮の瞬間が、今ここに。」は、多くのファンの共感を呼びました。アンバサダーの魔裟斗も大会最終日にトークショーと表彰式に登場し、盛り上げに一役買いました。

優勝賞金は前年より532万円増の5,900万円となり、全体的に賞金が増額されたことも注目されます。決勝戦3着でも約2,098万円が用意され、賞金レースとしての魅力も高まりました。

大会中は、台風7号の影響があったものの、開催に支障はありませんでした。初日の開催地における場外発売は中止されたものの、本場でのレースは計画通り行われました。

総売上と放送

売上目標は前年と同じ130億円でしたが、今回の総売上は132億1360万9100円と前年比2.9%増で、目標を達成しました。この結果は、オールスター競輪史上14年ぶりの132億円超えを記録したことからも、競技としての人気が伺えます。決勝戦はテレビ東京系列で放送され、多くの視聴者を惹きつけました。

未来への期待

来年度以降の競技に向けての改革も進められており、新たに女子オールスター競輪が計画されています。これに伴い、ファン投票による選考も行われるため、更なる盛況が期待されます。次回の開催場所は平塚に決まっており、さらなる発展が楽しみです。

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