第7回ワシントンD.C.映画批評家協会賞

第7回ワシントンD.C.映画批評家協会賞（The 7th Washington D.C. Area Film Critics Association Awards）は、2008年12月に開催され、その年の映画界を彩った数々の作品と才能ある俳優たちが表彰されました。以下に、各賞の受賞結果を詳細にまとめます。

主要な賞

作品賞: 『スラムドッグ$ミリオネア』
ダニー・ボイル監督によるこの作品は、インドのスラムを舞台にした感動的な物語で、作品全体を通しての完成度の高さが評価されました。

監督賞: ダニー・ボイル - 『スラムドッグ$ミリオネア』
作品賞と合わせて、ダニー・ボイル監督の手腕が改めて評価される結果となりました。

主演男優賞: ミッキー・ローク - 『レスラー』
かつて人気を博したプロレスラーの苦悩と再生を描いた作品で、ミッキー・ロークの迫真の演技が観客の心を掴みました。

主演女優賞: メリル・ストリープ - 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
カトリック学校を舞台にした重厚なドラマで、メリル・ストリープは疑念を抱く校長を見事に演じきりました。

助演男優賞: ヒース・レジャー - 『ダークナイト』
ジョーカー役を演じたヒース・レジャーの演技は、映画史に残る名演として高く評価され、没後の受賞となりました。

助演女優賞: ローズマリー・デウィット - 『レイチェルの結婚』
結婚式を舞台にした人間ドラマで、ローズマリー・デウィットは複雑な感情を抱える姉を見事に演じました。

脚色賞: 『スラムドッグ$ミリオネア』 - サイモン・ビューフォイ
原作を映画用に巧みに再構築したサイモン・ビューフォイの脚本が評価されました。

脚本賞: 『レイチェルの結婚』 - ジェニー・ルメット
オリジナル脚本として、登場人物の感情がリアルに描かれている点が評価されました。

その他の賞

外国語映画賞: 『ぼくのエリ 200歳の少女』 (スウェーデン)
スウェーデン発のヴァンパイア映画で、独特の雰囲気と美しい映像が評価されました。

ドキュメンタリー映画賞: 『マン・オン・ワイヤー』
ワールドトレードセンターの間にワイヤーを張って歩いた男のドキュメンタリー。

アニメ映画賞: 『WALL・E/ウォーリー』
ピクサー製作の作品で、地球に残されたロボットの物語が感動的に描かれています。

美術監督賞: 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
F・スコット・フィッツジェラルドの小説を原作とした作品で、時代考証に基づいた美術が高く評価されました。

ブレイクスルー演技賞: デーヴ・パテール - 『スラムドッグ$ミリオネア』
『スラムドッグ$ミリオネア』で主演を務めたデーヴ・パテルの演技が評価されました。

キャスト賞: 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
メリル・ストリープをはじめ、豪華キャストのアンサンブル演技が評価されました。



第7回ワシントンD.C.映画批評家協会賞は、多様なジャンルの作品が評価され、映画ファンにとっても記憶に残る年となりました。

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