第71回国際連合総会

第71回国際連合総会の概要

第71回国際連合総会（Seventy-first session of the United Nations General Assembly）は、2016年9月13日から開かれた国際連合の通常会期です。会期中のテーマは「持続可能な開発目標：世界を変革するための普遍的な推進」で、国際社会における持続可能な発展の重要性を訴える内容となっています。この総会では、各国の首脳が集まり、国際問題や協力の在り方について議論を交わしました。

議長と副議長

この総会の議長には、フィジーのピーター・トムソンが選出され、アジア太平洋グループを代表する形で総会を牽引しました。また、21人の副議長も設けられ、国際連合安全保障理事会の常任理事国（中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカ合衆国）を含む、様々な国が議論に参加しました。

主要委員会

各主要委員会の委員長も選出され、国際問題の解決に向けた具体的な取り組みを進めるための体制が整えられました。委員会ごとに専門的な議論が行われ、持続可能な開発に向けた戦略が練られました。

一般討論

総会期間中の9月20日から9月26日には、各加盟国の首脳が一般討論を行うプログラムが設けられました。初日は国際連合事務総長の潘基文が冒頭の挨拶を行い、続いてピーター・トムソン議長がオープニングステートメントを発表しました。その後、ブラジルのミシェル・テメル大統領、チャドのイドリス・デビー大統領、アメリカのバラク・オバマ大統領、イギリスのテリーザ・メイ首相などが演説を行いました。

次の日の9月21日には、中国の李克強首相と日本の安倍晋三首相が、9月22日には韓国の尹炳世外交部長官、9月23日にはロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と北朝鮮の李容浩外務大臣がそれぞれ自国の立場を発表しました。

決議と選挙

第71回国際連合総会では、いくつかの重要な決議案が審議され、会期の中心テーマに関連した内容が深く讨论されました。また、2017年6月2日には、安全保障理事会への非常任理事国の選挙が行われ、赤道ギニア、コートジボワール、クウェート、ペルー、ポーランドの5カ国が任期2018-2019年の非常任理事国に選出されました。

このように、第71回国際連合総会は、国際社会が直面するさまざまな課題を議論し、持続可能な開発の重要性を広めるための場となりました。各国のリーダーたちが集まり、協力して未来を築くための意識を高める機会となったと言えるでしょう。

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