第85回東京箱根間往復大学駅伝競走

第85回東京箱根間往復大学駅伝競走

第85回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2009年1月2日から3日にかけて開催されました。この大会では、往路108.0km、復路109.9kmの合計217.9kmを23校の大学が競い合います。特筆すべきは、今年度の大会が記念大会として行われ、参加校数が例年よりも3校多い23校となっています。

実施日程

• - 往路：2009年1月2日 8:00スタート

スタート：大手町読売新聞東京本社前
ゴール：箱根町芦ノ湖駐車場入口

• - 復路：2009年1月3日 8:00スタート

スタート：箱根町芦ノ湖駐車場入口
ゴール：大手町読売新聞東京本社前

大会の概要

今回の大会では、過去の実績を持つ駒沢大学や早稲田大学が優勝候補として注目されました。特に、早稲田大学は過去に連覇を目指しており、強力なランナーを擁していました。

往路では、早稲田大学が好調な走りを見せる中、5区での柏原竜二選手が驚異的な記録を残し、東洋大学が初の往路優勝を達成しました。柏原選手は区間新記録を樹立し、話題となりました。

復路でも、東洋大学はこれまでの出遅れを挽回し、終始優勝争いを繰り広げました。最終的には、東洋大学が総合優勝を果たし、往路と復路の両方で優勝を収めました。この勝利は、東洋大学にとって67回目の出場にして、初めての栄冠でした。

記録と成績

今回の大会では、復路の競争も激しく、多くの選手が区間記録を更新しました。特に目立ったのは、2区でのギタウ・ダニエル選手による20人抜きの新記録です。この記録は、今後の大会でも破られることが難しいのではないかというほどの偉業です。

さらに、今回の大会が持つ特別な意味と、東洋大学の快挙は多くのメディアに取り上げられました。速報性の高いテレビやラジオでの生中継も行われ、観客の関心を集めました。

大会のハイライトは、柏原選手の圧巻の走りと、全体のシード権争いに注目が集まりました。結果的には、日体大学や大東大学、明治大学がシード権を獲得しましたが、前年優勝の駒澤大学はシードを逃すという波乱もありました。

まとめ

第85回東京箱根間往復大学駅伝競走は、東洋大学が初めて総合優勝を果たした記念すべき大会となりました。この結果は、今後の大会や大学のランニング界全体に良い影響を与えることでしょう。箱根駅伝は単なる競技を超え、地域や学校、選手たちの誇りを象徴する大会として、人々に愛され続けています。

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