第98回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会

第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会

「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」は、2022年9月から2023年3月にかけて開催された、日本におけるバスケットボールの主要な全国大会です。英語名称は「EMPEROR’S CUP BASKETBALL 2022-23」とされています。

この大会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、直近の2大会は規模を縮小して実施されていましたが、第98回大会では3年ぶりに通常規模での開催が実現しました。全国各地から多様なチームが集結し、日本一の座をかけて熱戦を繰り広げました。

大会の主催は公益財団法人日本バスケットボール協会（JBA）が行いました。共催には、1次ラウンドからファイナルラウンドまで共同通信社が、1次ラウンドから4次ラウンドまで共同通信加盟新聞社が名を連ねました。主管は、ラウンドに応じてJBA、都道府県協会、Bクラブが連携して担当しました。協賛企業として、1次ラウンドからファイナルラウンドまでモルテンが、ファイナルラウンドには日本生命保険と三井不動産が特別協賛として支援しました。

大会形式と道のり

本大会には、Bリーグ所属クラブや各都道府県代表チームなど、合計101チームが出場しました。大会は段階的に進行し、各ラウンドでチーム数が絞られていく形式がとられました。

• - 1次ラウンド

大会の幕開けとなる1次ラウンドは、2022年9月17日から19日にかけて、東日本大会（北海道札幌市・北海きたえーる）、中日本大会（大阪府岸和田市・岸和田市総合体育館）、西日本大会（徳島県鳴門市・アミノバリューホール）の3会場で開催されました。ここでは、都道府県代表として選出された47チームが出場しました。

• - 2次ラウンド

続く2次ラウンドは、2022年9月23日から25日に愛知県豊田市のスカイホール豊田を会場に行われました。このラウンドからは、1次ラウンドを突破した7チームに加え、B3リーグ所属の16クラブが参戦し、合計23チームで争われました。

• - 3次ラウンド

2022年10月29日から31日には、北海道釧路市（湿原の風アリーナ釧路）、長野県長野市（ホワイトリング）、三重県津市（津市産業・スポーツセンター サオリーナ）、宮崎県都城市（早水公園体育文化センター）の4会場で3次ラウンドが実施されました。2次ラウンドを勝ち上がった4チームに加え、前年度B1リーグ3位以下の22クラブとB2リーグの14クラブが登場し、総勢40チームが次ラウンド進出を目指しました。

• - 4次ラウンド

4次ラウンドは、2022年12月7日に開催されました。このラウンドは、3次ラウンドを突破した8チームのうち、B1クラブの上位クラブのホームエリア内アリーナ（千葉県船橋市・船橋アリーナ、東京都立川市・アリーナ立川立飛、島根県松江市・松江市総合体育館、神奈川県平塚市・トッケイセキュリティ平塚総合体育館）で行われました。

• - クォーターファイナル（準々決勝）

年が明けて2023年1月4日には、クォーターファイナルが行われました。4次ラウンドを突破した4チームが出場し、Bクラブ上位クラブのホームエリア内アリーナ（千葉県船橋市・船橋アリーナ、群馬県太田市・太田市運動公園市民体育館）で激突しました。

• - セミファイナル（準決勝）

セミファイナルは、2023年2月15日に開催されました。クォーターファイナルを勝ち上がった2チームに加え、2021-22シーズンのB1リーグ上位2クラブ（栃木県宇都宮市・ブレックスアリーナ宇都宮、沖縄県沖縄市・沖縄アリーナ）が加わり、合計4チームでファイナルへの切符を争いました。

• - ファイナル（決勝）

そして、栄えあるファイナルは、2023年3月12日、東京都江東区の有明コロシアムで開催されました。セミファイナルを勝ち抜いた2チームが、第98回天皇杯の頂点をかけて最終決戦に臨みました。

このように、第98回大会は、全国各地の会場で約半年にわたる熱戦が繰り広げられ、多くのチームとファンにとって記憶に残る大会となりました。

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