笹森礼子

笹森礼子（ささもり れいこ、1940年9月9日 - ）は、東京都大田区出身の元女優、歌手です。1950年代後半から1960年代にかけて、その愛らしいルックスと確かな演技力で、映画界に輝きを放ちました。

経歴

頌栄女子学院高等学校在学中から、TBSのテレビ番組『日真名氏飛び出す』にレギュラー出演し、芸能活動をスタートさせました。1960年、舛田利雄監督の映画『青年の樹』でスクリーンデビューを果たし、東宝映画『娘・妻・母』への出演を経て、日活と契約しました。

日活では、森永健次郎監督の『美しき別れの歌』で二谷英明の相手役に抜擢され、一躍脚光を浴びます。浅丘ルリ子に次ぐ青春スターとして、数々の作品でヒロインを演じ、人気を博しました。特に赤木圭一郎との共演作は、多くの観客を魅了しました。

しかし、1965年に結婚を機に惜しまれつつも引退。滝沢英輔監督の『男の紋章 喧嘩街道』が最後の出演作となりました。

主な出演映画

1960年から1965年までの間、数多くの映画に出演しました。

1960年：『青年の樹』、『美しき別れの歌』、『娘・妻・母』、『お嬢さんの散歩道』、『天下を取る』、『拳銃無頼帖 不敵に笑う男』、『海の情事に賭けろ』、『闇を裂く口笛』、『幌馬車は行く』、『錆びた鎖』、『拳銃無頼帖 明日なき男』、『善人残酷物語』
1961年：『俺の血が騒ぐ』、『少女』、『紅の拳銃』、『生きていた野良犬』、『早射ち野郎』、『用心棒稼業』、『三つの竜の刺青』、『助っ人稼業』、『海の勝負師』、『赤い荒野』、『ノサップの銃』、『あいつと私』、『俺は地獄へ行く』、『嵐を突っ切るジェット機』
1962年：『メキシコ無宿』、『天使と野郎ども』、『黒いダイス』、『激流に生きる男』、『惜別の歌』、『抜き射ち三四郎』、『遙かなる国の歌』、『渡り鳥故郷へ帰る』、『銃弾の嵐』、『拳銃は淋しい男の歌さ』、『歌う暴れん坊』
1963年：『探偵事務所23 くたばれ悪党ども』、『空の下遠い夢』、『雨の中に消えて』、『赤い靴とろくでなし』、『銀座の次郎長』、『探偵事務所23 銭と女に弱い男』、『虎の子作戦』、『結婚作戦』、『地獄の祭典』、『霧に消えた人』
1964年：『赤いハンカチ』、『こんにちわ20才』、『噂の風来坊』、『帝銀事件 死刑囚』、『生きている狼』、『死にざまを見ろ』、『さすらいの賭博師』、『黒いダイスが俺を呼ぶ』、『殺られてたまるか』
1965年：『大日本ハッタリ伝』、『七人の刑事 終着駅の女』、『男の紋章 喧嘩街道』

ディスコグラフィー

歌手としても活動し、以下の3曲をリリースしています。

「花占い」（1963年7月） - テイチクより発売されたデビュー曲。唯一のソロ歌唱作品です。
「友情物語」（1963年7月） - 高橋英樹、浜田光夫との共演曲。「花占い」のカップリング曲です。
「素晴らしき公休日」（1963年8月） - 山田実との共演曲。浜田光夫「白い花の青春」のB面としてリリースされました。

その他、ソノシートで発売された単独歌唱作品も存在しますが、曲名は不明です。

外部リンク

日本映画データベース 笹森 礼子
* 記憶に残るアクトレス笹森礼子

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