笹沼菜奈

笹沼 菜奈

笹沼 菜奈（ささぬま なな）氏は、1996年1月26日に栃木県矢板市で生まれた、日本の元女子プロ野球選手です。主に投手として活躍しました。

アマチュア時代は、埼玉栄高等学校、そして平成国際大学で硬式野球に取り組みました。学生時代からその才能は注目を集め、女子野球の日本代表チームである「マドンナジャパン」のメンバーとして、世界の大舞台を経験しています。特に、2014年に開催された第6回IBAF女子ワールドカップ、そして2016年のWBSC女子ワールドカップでは、日の丸を背負ってプレーしました。

プロの世界への扉を開いたのは2017年。入団テストに合格し、当時日本女子プロ野球リーグに所属していた愛知ディオーネに入団しました。プロの舞台では、最速126キロメートルを計測した力強いストレートを最大の武器としました。投手としての能力だけでなく、身体能力も高く、50メートル走8秒0、遠投80メートルというアスリートとしてのポテンシャルも持ち合わせていました。プロでの背番号は「22」でした。

プロ入り後の主な記録としては、2018年4月2日の対京都フローラ戦でプロ初登板を果たしています。この試合は先発としてマウンドに上がりましたが、結果は2回8失点とほろ苦いデビューとなり、敗戦投手となりました。しかし、同じ試合の一回表には、京都フローラの三浦伊織選手から見逃し三振を奪い、プロ初奪三振を記録しています。プロでの初勝利は、同年8月5日の対京都フローラ戦でした。この試合では5回を投げて2失点に抑え、勝利投手となりました。打席での記録としては、2020年6月24日の対京都フローラ戦で初めて打席に立ち、結果は三ゴロでした。

女子プロ野球リーグでは、2020年シーズンまでプレーを続けました。同シーズン終了後の2020年12月28日、自身のソーシャルメディアを通じて、女子プロ野球からの退団を発表しました。

女子プロ野球退団後も競技生活は続け、2021年からは新たな所属先として、東海NEXUSへの加入が発表されています。プロ選手としてのキャリアを終えた後も、野球への情熱を持って活動を続けていることがうかがえます。

選手としての詳細な成績については、2020年度シーズン終了時点での年度別投手成績や年度別打撃成績が公式記録として残されています。これらの記録は、笹沼選手がプロとして歩んだ道のりを物語る貴重なデータと言えるでしょう。

（注記：本記事は公開情報に基づき構成されています。年度別成績の具体的な数値は省略しています。）

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