笹目通り

笹目通りの概要

笹目通り（ささめどおり）は、東京都練馬区から始まり埼玉県和光市を経て、東京都板橋区へと至る道です。この通りは、開通当初は埼玉県戸田市の大字笹目を通じていましたが、その後の住居表示変更により、その地域を通らないにもかかわらず、現在も「笹目通り」という名称が使用されています。

特に、環八南田中交差点から谷原交差点（目白通りとの交差点）にかけては、環八通りに沿った重要な交通路であるため、関越自動車道や東京外環自動車道（ただし大泉IC以南は未開通）とつながっています。このため、交通量が非常に多く、しばしば渋滞が発生する路線ともなっています。

構成路線

笹目通りを構成する路線は以下のようになっています：

• - 東京都道443号南田中町旭町線: 環八南田中交差点から土支田交差点までの区間
• - 東京都道・埼玉県道68号練馬川口線: 土支田交差点から三園浄水場前交差点および笹目橋交差点に至る区間

なお、足立区の三園二丁目交差点から三園浄水場前交差点の間（東京都板橋区内）は高島通りと定義されていますが、標識では笹目通りと案内されることも少なくありません。

都市計画

この道路は、東京都においては東京都市計画道路補助第134号線、埼玉県内では和光都市計画道路3・4・3号と対応しています。これにより、地域の交通の利便性を高めることが目指されています。

歴史的背景

かつてこの地域は、白子村から白子川の北岸を通り、芝宮の渡しで荒川を越えて笹目村に至る往来が存在していました。1964年の東京オリンピック当時、戸田漕艇場がボート競技の場となったため、目白通り（放射第7号線）が谷原まで整備され、そこから戸田までを結ぶ道路としての役割を果たすようになりました。このため、この道路は「オリンピック道路」としても知られるようになりました。

また、谷原から下井草を結ぶ道も古くから存在したものの、これに関する整備は1980年代頃に環状八号線の整備とともに進められました。環八の練馬中央陸橋方面への整備は、2006年までに完了することができましたが、練馬区の区間では笹目通りが「環八」として呼ばれることも多々ありました。

主な歴史的出来事

• - 1983年11月1日: 谷原交差点が立体交差となり、補助134号線の谷原以南が開通。
• - 1984年5月1日: 笹目通りの通称が正式に設定される。
• - 1987年12月10日: 西武池袋線の踏切が立体交差化される。

脚注

このように笹目通りは、東京都と埼玉県を結ぶ重要な交通路としての役割を果たしながら、その歴史的背景や交通の便を向上させ続けています。周辺のインフラと連携し、地域の発展に貢献している道路として、多くの人々に利用されています。

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