築地神社

築地神社について

築地神社（つきじじんじゃ）は、愛知県名古屋市港区千鳥に位置し、名古屋港の守護神として多くの信仰を集める神社です。この神社は愛知県神社庁において七等級として分類されており、旧社格は郷社です。地域の人々にとって重要な存在であり、さまざまな祭典が行われています。

沿革

築地神社の創建に関する歴史は、明治40年（1907年）に始まります。当時、地元の住民から神社を建立することを望む声が上がり、それを受けて創建に向けた準備が進められました。その後、昭和8年（1933年）2月には、地元の有志154名の署名をもって国に対し創建の申請がなされました。翌年の昭和9年（1934年）1月には認証を受けて造営を開始し、昭和13年（1938年）1月23日に熱田大宮の分霊を祀る形で正式に創祀されました。

戦争の影響を受けて、昭和20年（1945年）には本殿と拝殿が焼失しましたが、同年12月には郷社となり、その後再建が進められました。昭和32年（1957年）には再建された本殿に遷座し、拝殿も昭和36年（1961年）に再建されました。また、昭和51年（1976年）には社務所の改築が行われ、現在の姿に至ります。

祭神と神紋

築地神社で祀られている祭神は素戔嗚尊（すさのおのみこと）で、信仰の中心となっています。また、神紋には五三桐竹があしらわれており、この神社の象徴的な印となっています。

主な祭典行事

築地神社では多彩な祭典が行われており、年中行事として地元の人々に親しまれています。以下は主な祭典行事の一部です：

• - 1月1日: 歳旦祭
• - 2月節分の日: 節分祭
• - 2月17日: 祈年祭
• - 3月春分の日: 築地霊社みたま祭
• - 5月13日: 熱田神宮御衣奉献祭（御衣祭）
• - 7月18日: 夏祭・名古屋みなと祭
• - 10月23日: 例祭
• - 12月31日: 大祓・除夜祭

さらに、毎月1日、15日、23日には月次祭が行われ、神様への感謝と祈りを捧げる重要な行事となっています。

境内の神社

築地神社の境内には、以下の神社があります。

• - 出雲神社: 大国主命を祀る。
• - 金刀比羅宮: 金毘羅大権現を祀る。
• - 秋葉社: 金刀比羅宮に配祀。
• - 築地霊社: 戦没者英霊を祀る。

また、境内にある斎機殿は熱田神宮の旧神楽殿であり、御衣祭にゆかりのある場所として重要な意味を持っています。

アクセス

築地神社へは、名古屋市営地下鉄名港線の築地口駅から徒歩約10分でアクセスできます。地元の方々はもちろん、多くの観光客にも訪れられる神社として、多くの人に愛されています。神社の静けさと歴史を感じながら、訪問するのも良いでしょう。

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