築地口駅

築地口駅

築地口駅（つきじぐちえき）は、愛知県名古屋市港区港楽3丁目に位置し、名古屋市営地下鉄名港線の駅です。駅番号はE06で、特徴的なアクセントカラーは黄色です。私たちの周りの交通網を支える重要な施設であり、過去の歴史や駅周辺の様子が利用者にとって興味深いものになっています。

歴史

築地口駅は1971年3月29日に開業し、その時は名古屋市営地下鉄2号線名城線の駅としてスタートしました。開業当初は、名古屋市電築港線や築地線との接続があったため、乗り換えの利便性がありました。しかし、同年11月以降、これらの市電は運行を終了し、直接接続できなくなりました。2016年には名城線が改称され、駅は名港線の一部となりました。2020年には可動式ホーム柵の使用が開始され、安全性の向上が図られましたが、2022年6月22日には駅出入口付近で天井板の落下事故が発生するなど、設備面での課題も存在します。

駅構造

築地口駅は相対式の2面2線を有する地下駅で、可動式ホーム柵が設置されています。駅の運営は日本通運に委託されており、業務が効率的に行われています。名城線南部駅務区金山管区駅が管轄しており、地域内の交通機関との連携が図られています。

利用状況

2019年度のデータによれば、築地口駅の1日の平均乗車人員は4,676人であり、名港線の駅としては最も少ない利用者数を記録しています。終点駅である名古屋港駅も近く、乗客の多くは金山方面に向かう傾向があります。2006年にボートピア名古屋が開業して以来、利用者数は若干増加しましたが、2018年のららぽーと名古屋みなとアクルスの開業後は、周辺の港区役所駅の利用者が増え、再び少なくなりました。

駅周辺

駅の周囲には名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の稲永駅が西へ徒歩で約30分の距離にあります。また、名古屋市営バスが利用でき、港区役所または「名古屋港」へのアクセスも便利です。名古屋市営バスと地下鉄の接続点としての役割も果たしています。

周辺の施設とバス路線

最寄りのバス停留所は「築地口」で、名古屋市営バスと飛島公共交通バスが運行しています。このバス停からは、港区役所や名古屋港などにアクセスできる便が多く、便利です。また、過去にはイオンモール名古屋みなとベイシティ行きの無料シャトルバスも発着していましたが、現在は通常の系統は存在しません。名古屋みなと祭の日には、名古屋港行きのバスが築地口で止まることがありますが、回転場がないため迂回が必要となります。

名古屋市営バスの路線

• - 幹築地1：名古屋港行、港区役所行
• - 金山25：金山行
• - 高畑13：八田駅行
• - 名港13：多加良浦行

隣の駅

名古屋市営地下鉄名港線の隣駅は、港区役所駅 (E05) 及び名古屋港駅 (E07) です。

名古屋市営地下鉄名港線の中で名古屋市民になじみの深い駅の一つとして、築地口駅は地域の交通および文化の発展に貢献してきました。これからも利用者のニーズに応えられる駅であることを期待されています。

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