篠路五ノ戸の森緑地

篠路五ノ戸の森緑地について

篠路五ノ戸の森緑地は、北海道札幌市北区篠路3条10丁目に位置する緑地です。この緑地は、かつて農家の屋敷林であった森を、札幌市が譲り受け、都市緑地として整備したものです。

五ノ戸の由来

「五ノ戸」という名称は、上篠路地区北部を指す旧称であり、その由来には諸説あります。
一つは、この地に入植した最初の開拓者が5戸だったという説です。もう一つは、青森県五戸町から入植してきた人々が多かったためという説です。

緑地の特徴

緑地内には湿地や小川が残っており、豊かな生態系が形成されています。約200種類もの植物が確認されており、ビオトープとしての役割も果たしています。多様な動植物が生息しているため、自然観察にも最適な場所です。

アオサギの営巣地

特に、篠路五ノ戸の森緑地はアオサギの営巣地として知られています。この地には多くのアオサギが生息しており、その姿を写真に収めようと多くの人々が訪れます。緑豊かな自然の中で、アオサギが羽を休める姿は、訪れる人々を魅了します。

訪れる際の注意点

自然豊かな場所ですので、訪問の際には以下の点にご注意ください。

動植物を傷つけないように観察しましょう。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
危険な場所には立ち入らないようにしましょう。
騒音など、他の利用者の迷惑になる行為はやめましょう。

アクセス

公共交通機関の場合：札幌市営地下鉄南北線「麻生駅」からバスに乗り換え、「篠路3条10丁目」停留所下車、徒歩すぐ。
自動車の場合：駐車場が完備されています。

参考資料

『札幌地名考』北海道新聞社〈さっぽろ文庫1〉、1977年9月26日。
『新版 札幌の公園ガイド』北海道新聞社、2014年6月15日。ISBN 978-4-89453-741-5。

もう一度検索