篠路

篠路（しのろ）について

篠路は、札幌市北区の北部に位置する地域で、国道231号線（創成川通）以東に広がっています。南側は学田川を境に太平と隣接し、伏籠川以北には篠路町篠路があり、ペケレット沼を含む茨戸川までの広大なエリアです。

歴史

篠路は、かつて「本村」と呼ばれた篠路村の中心地でした。この地は、サケやマスが豊富に獲れる漁場として発展し、その後、幕末頃から農地として開拓が進みました。1937年（昭和12年）3月には札幌市に編入され、「篠路町篠路」と改称されました。伏籠川以南の住宅地では、1981年（昭和56年）以降、住居表示が順次実施され、「篠路○条○丁目」という住所表記に変わりました。

地名の由来

地名の由来については、いくつかの説があります。

アイヌ語起源説: アイヌ語研究者の山田秀三は、「シノオロオ（sino-or-o）」というアイヌ語（「ほんとに・水が・ある（ところ・川）」）が語源ではないかと提唱していますが、確証はありません。また、『駅名の起源』（1939年版）では、札沼線篠路駅の駅名について、アイヌ語の「シノロ」に由来するとし、「川口の義」または「川の淵」の意味であると紹介しています。
その他の説: 「スウオロ」（「鍋をひたしておく所」）というアイヌ語が由来であるという説もあります。これは、かつて炊事に使用した鍋を龍雲寺付近に浸していた風習に由来すると言われています。一方で、アイヌ語との関連はないという説も存在します。

このように、篠路の地名には複数の説があり、特定が難しい状況です。

篠路の主な施設

篠路には、様々な施設があります。以下に主なものを紹介します。

篠路

JR北海道札沼線（学園都市線）篠路駅（篠路4-7）
札幌市立篠路西中学校（篠路6-2）
札幌市立篠路小学校（篠路4-9）
札幌市立篠路西小学校（篠路5-2）
篠路神社（篠路4-7）
篠路郵便局（篠路3-5）
龍雲寺（篠路5-10）
篠路コミュニティーセンター（篠路3-8）

篠路町篠路

北海道札幌英藍高等学校（篠路町篠路372-67）
札幌市立篠路中学校（篠路町篠路368）

金融機関

北洋銀行篠路支店（篠路3-4）
北海道銀行篠路支店（篠路3-5）

商業施設等

ラッキー篠路店（篠路3-4）
ツルハドラッグ
篠路店（篠路3-4）
篠路東店（篠路4-9）
札友ミート（篠路4-7）
木田製粉（昭和産業グループ）（篠路6-7）

まとめ

篠路は、歴史的な背景と自然に恵まれた地域であり、現在も多くの住民が生活しています。交通の便も良く、教育施設や商業施設も充実しており、住みやすい街として発展を続けています。地名の由来には諸説ありますが、その歴史と文化を大切にしながら、これからも発展していくことでしょう。

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