米日カウンシル

日米カウンシル（USJC）：日米友好の架け橋となるリーダー育成とネットワーク構築

日米カウンシル（U.S.-Japan Council、略称USJC）は、アメリカ合衆国と日本に本部を置く、日米関係強化に特化した非営利団体です。日系アメリカ人をはじめとする両国のリーダーを繋ぎ、未来世代を担う人材育成に力を注いでいます。

USJCの活動目的

USJCの活動は、大きく分けて以下の4つに分類できます。

1. 日米間の絆強化: 日系アメリカ人をはじめとする両国のリーダーを結びつけ、強固な信頼関係を構築することを目指しています。
2. 多様なリーダーの育成: 様々な分野のリーダーが協力し、持続可能な関係を築けるネットワークを提供することで、次世代のリーダー育成を支援しています。人生を変えるような経験を通して、日米関係強化に貢献する意欲を持った人材を育成する事を目指しています。
3. 社会貢献活動: メンバーの多様な文化的な視点や経験を活かし、社会に貢献する活動を実施しています。メンバー一人ひとりが社会に良い変化をもたらす行動を起こすことを重視しています。
4. 日米交流促進: 様々なプログラムを通して、日米間の交流を促進し、相互理解を深める活動を行っています。

USJCの歴史

USJCは、2009年、日本との関係強化に熱心な日系アメリカ人の有識者たちによって設立されました。設立メンバーには、全米日系人博物館館長などを歴任したアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏が含まれており、在米日系人リーダーの招へいプログラムなどを通して、日系コミュニティのリーダーを日本に紹介する活動を行っていました。

2012年には、日本の法人が一般財団法人として設立され、翌年には公益財団法人へ移行しました。2014年には、安倍晋三首相とバラク・オバマ大統領による共同声明の中で、USJCの活動が両国関係の発展に大きく貢献したとして高く評価されました。特に、在米日系人リーダー招へいプログラムとTOMODACHIイニシアチブの重要性が強調されました。2020年には、スザンヌ・バサラ氏が会長兼CEOに就任しました。

TOMODACHIイニシアチブ

TOMODACHIイニシアチブは、東日本大震災をきっかけに設立された官民パートナーシップです。USJCと駐日アメリカ合衆国大使館が主導し、日本政府の支援を受けています。震災発生後、USJCは「米日カウンシル地震救援基金」を設立し、日本のNPOやNGOによる救援・復興活動に貢献しました。この活動が、当時のジョン・ルース駐日大使から官民パートナーシップへの協力を要請されたことがきっかけとなり、現在では、教育、文化交流、リーダーシップ育成といったプログラムを通して、日米の次世代リーダー育成を目指しています。

USJCの著名なメンバー

USJCには、多くの著名な日米両国のリーダーが参加しています。ここでは、スペースの都合上、詳細なメンバーリストは割愛しますが、両国の社会に多大な影響を与えてきた人材が数多く名を連ねています。

USJCの貢献

USJCは、日米関係強化に大きく貢献してきた団体です。日米間の相互理解を深め、友好関係を促進する活動は、両国にとってかけがえのないものです。今後も、USJCの活動が、日米関係の更なる発展に貢献していくことが期待されます。

関連団体

駐日アメリカ合衆国大使館
在アメリカ合衆国日本国大使館
日米民主委員会
日系アメリカ人市民同盟
日米協会
全米日系人博物館
全米日系アメリカ人図書館
ハワイ日本文化センター

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