精神病院の用語の整理等のための関係法律の一部を改正する法律

精神病院の用語の整理等のための関係法律の一部を改正する法律について

この法律は、2006年6月23日に公布された法律第94号で、正式名称を「精神病院の用語の整理等のための関係法律の一部を改正する法律」といいます。通称として「精神病院の用語整理法」とも呼ばれています。

概要

この法律の主な目的は、以下の通りです。

精神医療に対する国民の理解を深めること。
患者がより受診しやすい環境を整備すること。

これらの目的を達成するために、従来の「精神病院」という用語を「精神科病院」に改め、関連する法律の用語を整理・改正しました。

具体的には、以下の法律の条文が改正されました。

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
覚せい剤取締法
精神保健福祉士法
沖縄振興特別措置法
障害者自立支援法（現在の障害者総合支援法）

これらの法律に登場する「精神病院」という用語を「精神科病院」に改正しました。また、警察官職務執行法に登場する「精神病者収容施設」という用語は削除されました。

この法律は、国民が精神医療機関に対して正しい理解を持ち、患者が安心して医療を受けられる環境を整えることを目指しています。

法律案の提出

この法律案は、議員立法として発議されました。第164回国会において、参議院厚生労働委員会に提出され、提案者は自由民主党所属の西島英利議員（精神科医）でした。

2006年6月15日、同委員会において西島議員から趣旨説明が行われ、その後、全会一致で法律案として提出することが決定されました。

関連法規

この法律に関連する主な法規は以下の通りです。

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律（精神保健福祉法）
覚醒剤取締法
精神保健福祉士法
沖縄振興特別措置法
障害者総合支援法
警察官職務執行法

外部リンク

最近の主な成立参法「精神病院の用語の整理等のための関係法律の一部を改正する法律」 - 参議院法制局

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