糀町 (米子市)

鳥取県米子市 糀町

糀町（こうじまち）は、鳥取県米子市に位置する町名で、1丁目と2丁目から構成されています。郵便番号は683-0054。

地理

糀町は米子市の中央部に位置し、米子市街地の東側にあたります。

歴史

江戸時代、糀町は米子城下十八町の一つとして栄えた町人地でした。当初は新町と呼ばれていましたが、1889年（明治22年）に米子町に、1927年（昭和2年）に米子市に編入されました。

区長

過去には、以下のような人物が糀町の区長を務めていました。

1889年中当選: 九重谷喜一郎（第三区）、備本久六（第四区）
1893年中当選: 森文三郎（西糀区）、九重谷喜一郎（東糀区）
1897年中当選: 森久太郎（西糀区）
1898年中当選: 藤尾秀近（西糀区）
1901年中当選: 亀尾定右衛門、田村源太郎（東糀区）、小坂竹次郎（西糀区）
1903年中当選: 九重谷岩太郎（東糀区）
1904年中当選: 神庭政七（東糀区）、森久太郎（西糀区）
1908年中当選: 乙村乙次郎（西糀区）
1909年中当選: 小坂市太郎（西糀区）
1911年中当選: 藤田熊一郎（西糀区）
1912年中当選: 舟越芳太郎（東糀区）
1917年中当選: 増谷常次郎（東糀区）
1921年中当選: 藤田熊一郎（糀一区）、増谷常次郎（糀二区）
1925年中当選: 能登路文次郎（糀一区）

経済

産業

かつて糀町には、繰綿問屋や肥料油類卸商、清酒醸造、和洋砂糖卸商など、多様な商工業者が存在しました。具体的には、大櫃、田村、備本、亀尾、岡本、九重谷、船越、神庭、森などが挙げられます。これらの商家は、地域の経済を支える重要な役割を果たしていました。

店舗・企業

現在、2丁目にはホテルルートイン米子が所在します。

かつて存在した企業

久米桜酒造

世帯数・人口

過去のデータから、糀町の世帯数と人口の変遷を見てみましょう。

1923年（大正12年）：326世帯・1414人（1丁目129世帯・599人、2丁目197世帯・815人）
1955年（昭和30年）：443世帯・1819人（1丁目190世帯・784人、2丁目253世帯・1035人）
1965年（昭和40年）：450世帯・1567人（1丁目196世帯・668人、2丁目254世帯・899人）
1975年（昭和50年）：340世帯・1003人（1丁目173世帯・465人、2丁目167世帯・538人）
2024年（令和6年）8月31日現在：1丁目は91世帯・160人、2丁目は110世帯・170人

交通

鳥取県道・島根県道102号米子広瀬線が町内を通過しています。

出身人物

糀町出身の著名人として、以下の人物が挙げられます。

亀尾英四郎（ドイツ文学者、東京高等学校教授）
田村源太郎（肥料商、酒造業、米子町会議員）
田村源太郎（肥料商、酒造業、鳥取県多額納税者）
田村純一（久米桜酒造会長）
田村健治（久米桜酒造会長）

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