紀伊宮原駅

紀伊宮原駅

紀伊宮原駅は、和歌山県有田市宮原町滝川原に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）紀勢本線（きのくに線）の駅です。1925年（大正14年）12月11日に国鉄紀勢西線の駅として開業し、以来、地域住民の足として利用されてきました。

歴史

紀伊宮原駅は、1925年12月11日、国鉄紀勢西線の駅として開業しました。翌年には紀勢西線が藤並駅まで延伸され、途中駅となります。1959年には紀勢本線が全通、紀勢本線所属となりました。その後、1984年には貨物取扱いが、1985年には荷物扱いが廃止されました。1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。近年では、2020年3月14日にICOCAなどの交通系ICカードの利用が可能になり、利便性が向上しました。しかし、2021年6月1日からは終日無人駅となりました。

駅構造

紀伊宮原駅は地上駅で、単式2面2線のホームを有しています。新宮方面行きは3番のりば、和歌山方面行きは1番のりばを使用します。かつては2面3線のホームがあり、中線として使用されていた2番のりばもありましたが、2007年までに使用が停止され、現在は閉鎖されています。駅舎は1番のりば側にあり、3番のりばへは跨線橋で連絡しています。歴史を感じさせる木造駅舎も特徴の一つです。現在は紀伊田辺駅が管理する無人駅となっています。以前はJR西日本メンテックが駅業務を受託していました。

乗り場

※2番のりばは閉鎖されているため、欠番となっています。

利用状況

紀伊宮原駅の1日平均乗車人員は、近年変動しています。具体的な数値は公開情報等をご確認ください。

駅周辺

駅周辺は、住宅地が広がっています。周辺には、生活に必要な施設が点在しており、地域住民の生活を支えています。具体的な施設については、地元の情報誌やウェブサイト等をご確認ください。

隣の駅

快速列車は通過します。普通列車は藤並駅と箕島駅に停車します。阪和線内では、直通快速や紀州路快速となる列車もあります。

まとめ

紀伊宮原駅は、長い歴史を持つ、和歌山県有田市の重要な交通拠点です。無人駅となりましたが、ICOCAの利用が可能になるなど、利便性の向上も図られています。駅舎の古風な木造建築や、かつての中間待避線構造の名残なども含め、歴史と現在が共存する駅といえます。

もう一度検索