紀北町図書館

紀北町図書館の概要

紀北町図書館（きほくちょうとしょかん）は、三重県北牟婁郡に所在する公立図書館です。この図書館は紀伊長島図書室と海山図書室から成り立っており、地域の情報と文化の発信地として機能しています。利用者が気軽に訪れ、知識や娯楽を得られる場所として、町民にとって価値ある施設です。

利用案内

利用時間は午前9時から午後6時までであり、土日は午後5時までとなっています。ただし、12時から13時の間は一時閉館しますので注意が必要です。休館日は月曜日、祝日、そして年末年始です。

図書館の貸出は、紀北町在住または通勤している方に限られ、各館から最大5冊を借りることができます。ただし、『広報きほく』に掲載された新しい図書については、最初の2冊のみという制限があります。貸出期間は15日間で、延長も一度だけ可能です。また、予約や町内他施設からの取り寄せも対応しています。

歴史セット

紀北町は2005年に紀伊長島町と海山町が合併して設立され、それに伴い図書館の管理が開始されました。両町には先に設置されていた図書館はなく、多目的会館の図書室と町民センターの図書室を基に運営がスタートしました。最初のころは独立した運営でインターネットを介したサービスも提供されておらず、利用者は直接来館して閲覧する必要がありました。

しかし、2013年には紀北町図書館のシステムが整備され、インターネット経由の蔵書検索や予約が可能になりました。また、三重県図書館情報ネットワークにも加盟し、県内の他の図書館の蔵書も借りられるようになりました。それに伴い、利用したい利用カードも新しいものに切り替わることとなりました。

2016年には新たに図書館条例が制定されるなど、より便利で充実したサービスを提供するための準備が進められました。ついでに、紀伊長島地域における図書館機能が強化され、多目的会館図書室は紀伊長島図書室に改称され、海山町の資料も移転しました。

紀伊長島図書室

紀北町紀伊長島図書室はかつて多目的会館に位置していましたが、2017年に地域振興会館内に移転しました。この図書室の特徴は、水産業に関する資料が充実している点です。海に囲まれた地域ならではの知識を深めることができ、多くの利用者に支持されています。2015年度の貸出冊数は約13,960冊、利用者数は6,709人に達しました。

海山図書室

海山図書室はかつて町民センターに設立され、主に郷土の歴史に関する資料を収集していました。2020年には休室に至り、2021年には紀北町生涯学習センター内で新たに開室しました。この変更により、児童書の貸出など、より広範囲にわたる利用が可能になりました。

まとめ

紀北町図書館は、地域の文化的活動を支える重要な役割を果たしており、町民が知識を得るための便利な場所として親しまれています。図書館の利用に関する詳細は公式ウェブサイトで確認できますので、ぜひ訪れてみてください。

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