紅の紋章

あらすじ

『紅の紋章』は、2006年10月から12月にかけて東海テレビ・フジテレビ系列で放送された昼の連続ドラマです。物語の舞台は終戦直後の昭和22年。主人公の三枝純子は、昼は青空教室の教師として、夜は遊郭の女郎として働く二つの顔を持っています。彼女は、正義感が強く、困難な状況でも自分の信念を貫こうとする強い意志を持った女性です。

そんな純子が出会ったのが、青年医師の堂本道也です。二人は運命的に恋に落ちますが、その関係は周囲から強く反対されます。道也の父である栄作は、純子の過去を理由に二人の結婚を許しません。しかし、純子と道也は周囲の反対を押し切って駆け落ちを試みます。しかし、その試みは失敗に終わり、純子は遊郭に戻されてしまいます。

しかし、純子の借金が誰かによって全額支払われ、彼女は自由の身となります。その背後には、道也の父・栄作の策略がありました。栄作は純子の借金を肩代わりする代わりに、道也をドイツへ留学させていました。その後、純子は名門女子高の美術教師として働くことになります。そこで、純子は教え子である綾子の婚約者として道也と再会を果たします。皮肉な運命によって、再び交わることになった二人は、過去の出来事を乗り越えて再び愛を育んでいくことができるのでしょうか。

物語は、純子と道也の純愛を中心に展開します。当初は、東海テレビの昼ドラらしいドロドロとした愛憎劇が描かれると思われましたが、第2部以降は、純子と道也を取り巻く人々の人間模様に焦点を当てたドラマへと変化していきます。それぞれの登場人物が抱える過去や苦悩、そしてそれぞれの生き方が丁寧に描かれています。

キャスト

三枝純子（川田純子、辻純子）：酒井美紀
堂本道也：山口馬木也
北原玲子：小嶺麗奈
相川洋：眞島秀和
辻珠彦：川久保拓司
辻綾子：満島ひかり
辻精太郎：小木茂光
大森太市：北見敏之
大森克代：栗田よう子
赤石コウ：野口かおる
渡辺信男：森大悟
川田邦代：立原麻衣
秋山マリ：小松愛
野原絵美（森川絵美）：阪田瑞穂
下田京子：斉藤千晃
堂本英作: 清水綋治
北原征利: 深水三章
川田政吉: 井上順
三枝孝行（北原孝行）: 高木涼生
沢村久蔵: 小林勝也

スタッフ

企画：鶴啓二郎（東海テレビ）
脚本：清水曙美、岡本貴也
広報：植木圭一（東海テレビ）、山本聡美（東海テレビ）、山本章子（東海テレビ）
プロデューサー：高村幹、沼田通嗣
演出：杉村六郎、藤尾隆
音楽：寺嶋民哉
美術協力：dinos、ギャラリー四季
協力：バル・エンタープライズ、KHKアート、山崎美術、マエヤマ、スタジオブル、TMC-1、東京衣裳、MARVEE、未来企画、野沢園、カースタントTA･KA、オフィス・ニューマン、ヘンドリックス
制作：東海テレビ、テレパック

主題歌

ゴスペラーズ「Platinum Kiss」（キューンレコード）

放送情報

放送期間：2006年10月2日 - 12月27日
放送時間：月曜日 - 金曜日 13:30 - 14:00 (JST)
※2006年10月9日・11月23日の祝祭日は特別番組（駅伝中継）のため休止。

外部リンク

紅の紋章 - フジテレビ
紅の紋章 - フジテレビオンデマンド
紅の紋章 - テレビドラマデータベース

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