純心中学校・純心女子高等学校

純心中[[学校]]・純心女子高等学校について

純心中[[学校]]・純心女子高等学校は、長崎県長崎市文教町に位置する私立の併設型中高一貫校です。この学校は「学校法人純心女子学園」によって運営されており、その母体はカトリックの女子修道会である長崎純心聖母会です。学校の基本理念は「先ず孝行」と「マリアさま、いやなことは私がよろこんで」というもので、生徒たちには人への感謝の気持ちや奉仕の心が大切にされています。

校章は「心」の文字を基に音楽の五線譜が加えられており、聖母マリアが持つ「愛徳」「純潔」「謙遜」「柔和」「従順」といった徳目を象徴しています。また、学園歌はフランスの聖歌に基づき、シスターの八田カネさんが作詞したものです。姉妹校には鹿児島純心女子中[[学校]]・高等学校や東京純心女子中[[学校]]・高等学校があります。

歴史的背景

この学校は1934年に長崎純心聖母会によって創設され、1935年には長崎市に「純心女学院」が設立されました。1936年には「長崎純心高等女学校」と改名し、翌年には現在の場所に移転しました。1945年8月9日には、原爆によって校舎が全壊し、214名の生徒と教職員が亡くなるという悲劇を経験しました。

再建を果たし、1947年には学制改革により新たに「純心中[[学校]]」が設立されました。そして1948年には「純心女子高等学校」も設立され、現在の文教町の校地に復帰し授業を再開しました。2013年4月には新しい校舎が完成し、近代的な教育環境が整いました。

部活動の取り組み

学校では多くの部活動が盛んで、中でも音楽部は非常に評価されています。音楽部は毎年長崎原爆犠牲者慰霊のための式典にて「千羽鶴」の合唱を担当し、これまでにも全国大会で数回の表彰歴があります。例えば、1949年にはNHK全国[[学校音楽コンクール]]で3位に入賞し、その後も全日本合唱コンクールでの受賞が続きました。

バレーボール部についても注目すべき成果があります。2023年には長崎県高等学校総体で48年ぶりに優勝し、インターハイへの出場権を得るなど、実力を証明しています。他にもコーラス部やバレーボール部が活発に活動しており、生徒たちのスポーツや音楽への情熱が教育の一環として育まれています。

学校へのアクセス

純心中[[学校]]・女子高等学校へのアクセスは便利です。学校の目の前には「純心校前」バス停があり、ただし本数が少ないため多くの生徒は国道206号沿いの「長崎大学前」バス停を利用しています。また、長崎電気軌道の岩屋橋電停または長崎大学電停からは徒歩約7分と、比較的近い距離にあります。

この学校は、カトリックの教えに基づいた教育を継続し、地域社会にも大きく貢献している教育機関であり、学びを通じて生徒たちの人間的成長を促進することに力を入れています。

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