細田学園中学校・高等学校

細田学園中学校・高等学校

この学校は埼玉県志木市本町に位置する私立の男女共学高等学校で、「細田学園中学校・高等学校」と呼ばれています。2019年に中高一貫教育を開始し、幼稚園も併設しています。設置者は学校法人細田学園であり、1921年に細田保穧女学校として創立されました。この学校は、志木市内で私立女子高校としての長い歴史を有しており、1999年には社会情勢の変化を受けて男女共学化が進められました。

歴史の変遷

学校の歴史を振り返ると、1921年に細田保穧女学校が設立されたことから始まります。その後、1928年に埼玉高等技芸女学校という名称に変更。1948年に学制改革により高等女学校が新制女子高等学校に移行し、1949年には「細田女子高等学校」と改名されました。

1971年に学校法人細田学園が正式に設立され、1969年には細田学園女子高等学校に名前を変更。1999年に男女共学化が実現し、現在の「細田学園高等学校」へと進化しました。2005年には普通科に国際文化コースが設置され、教育の幅が広がりました。近年、学校の進学実績も飛躍的に向上しており、2013年度には東京大学の合格者を出すなど、進路選択の多様性が強化されています。

学科とカリキュラム

細田学園高等学校の設置学科は全日制の普通科が主流で、特進Hコース、特進コース、選抜Gコース、選抜Lコース、進学αコースなど多様な進路に応じたコースが用意されています。このように幅広いコース設定により、生徒は自分の目標に合わせた学びを選択することができます。

部活動

学校の部活動は、特に女子バレー部が著名です。過去には春の高校バレーでベスト8に進出するなど多くの実績があります。また、国民体育大会への参加でも目覚ましい成績を収め、県内外での名声を築いています。

著名な出身者

細田学園高等学校の卒業生には、多彩な分野で活動している著名な人々がいます。女優の北原佐和子や声優・女優の榎本智恵子、日本将棋連盟の和田はな女流棋士、サッカー選手の川辺隆弥、バレーボール選手の荒木夕貴など、様々な業界で成功を収めた才能が揃っています。

その他の特徴

学校の特色の一つに、長年にわたる国際交流活動があります。細田早苗は1978年から30年間にわたり韓国への修学旅行を推進し、その努力が評価されて韓国政府から国民勲章を授与されています。また、校歌は岡田恒輔が作詞、山田耕筰が作曲したもので、多くの生徒に愛され続けています。

アクセス

学校へのアクセスは、東武東上線の志木駅から徒歩約12分と便利な立地が魅力です。駅前の再開発も進む地域で、快適な通学環境が整っています。今後も、教育の質を向上させつつ、地域社会とのつながりを深めていくことが期待されます。

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