和田はな

和田はな（わだ はな）について

和田はなは日本将棋連盟の女流棋士で、彼女の棋士番号は69です。埼玉県和光市出身で、将棋の道に進んだ背景には家族が関与しています。父はアマ五段と同じく、兄や姉も将棋を指していたことから、和田は5歳の頃から将棋に興味を抱き、競技を始めることになりました。彼女は藤倉勇樹六段の門下生であり、同じく女流棋士の姉・和田あきとの兄妹で知られています。2020年には早稲田大学に在学中で、学業と棋士としての活動を両立させています。

将棋キャリアの確立

和田はなが本格的に将棋に取り組むようになったのは、2011年に関東研修会に入会したことが大きな転機でした。彼女は2013年第7回小学生女子名人戦で優勝し、その後も続けて2014年に第46期女流アマ名人戦においても優勝を果たしました。中学時代は父の転勤によりアメリカ・ヒューストンに移住し、そこで将棋を続け、2018年には全米将棋選手権で栄冠を勝ち取りました。

帰国後も将棋への情熱は冷めず、細田学園高等学校2年生の際には、全国高等学校将棋女子選抜大会で見事優勝を果たしました。2020年7月26日には研修会での定例会において4連勝を記録し、C1クラスからB2クラスに昇級。この結果によって、女流棋士となる権利を得て、同年9月1日には東京本部所属の女流棋士2級として登録されました。

女流棋士としての活躍

女流棋士としてのキャリアをスタートして以来、和田は次々と成果を上げています。2021年には第1期ヒューリック杯白玲戦で加藤結李愛との対局で勝利を収め、これにより女流1級に昇級しました。この成功により、彼女はさらに多くの試合での勝利を目指しています。

和田の棋風は、デビュー当初は中飛車を得意としていましたが、2022年以降は居飛車を主とする戦法に移行しています。特に優勝した白瀧あゆみ杯争奪戦では、準決勝と決勝で異なる居飛車の戦法を披露しました。

人物像

和田はなは細田学園高等学校を卒業し、その後は早稲田大学社会科学部に推薦入学しました。姉の和田あきも女流棋士であり、姉妹での女流棋士は4組目となります。このような背景も、将棋界における彼女たちの存在感を高める要因となっています。また、小学生時代から憧れを抱いている棋士には久保利明や菅井竜也がいます。将棋以外の趣味としては、プロ野球の巨人ファンであり、球場にも足を運ぶことが多いと聞きます。

昇段・昇級履歴

• - 2011年10月: 関東研修会入会
• - 2020年7月26日: 関東研修会B2に昇級
• - 2020年9月1日: 女流2級
• - 2021年5月28日: 女流1級（女流順位戦C級入り以上確定）

主な成績

和田はなは、特に非公式戦である白瀧あゆみ杯争奪戦での優勝が記録されています。

将棋界で今後の活躍が期待される和田はな。その実力と魅力は、将棋ファンのみならず多くの人々に支持されています。

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