続訓弘

続 訓弘の政治経歴と人物像

続 訓弘（つづき くにひろ、生年：1930年9月14日）は、日本の著名な政治家です。彼は東京都副知事や参議院議員を務め、さらに総務庁長官を歴任するなど、日本の政治に多大な影響を及ぼしました。

幼少期と教育

続は熊本県で生まれ、後に中央大学で法学を学びました。彼はその後、専修大学大学院を修了し、法的な知識を深めました。1953年8月、彼は東京都庁に入庁し、公務員としてのキャリアをスタートさせました。

東京都庁でのキャリア

東京都に入庁した後、続は東京都財務局にて主計部長や財務局長などさまざまな役職を経験し、財務に関する専門知識を身につけました。彼の職務においては、東京都知事鈴木俊一の下で1983年5月に副知事に就任し、次の1991年までの8年間、その地位を保ち続けました。これは、副知事の慣例から見ても異例の長期在任でした。

国政への進出

1992年、第16回参議院議員通常選挙で公明党から比例区に立候補し、当選を果たしました。彼はその後、公明党の内部での変革に参加し、新進党の結党やその後の合併にも関与しました。新進党解党後は黎明クラブを経て再び公明党に戻り、党内での要職を歴任しました。

1998年1月には公明党代表の浜四津敏子の下で政策審議会長に就任し、また第18回参議院議員通常選挙でも成功を収めました。彼は同年の公明党再結成に関与し、中央幹事や両院議員副会長の職責を務めました。

内閣での役職

1999年10月、小渕再改造内閣において総務庁長官及び中央省庁改革等担当大臣に任命され、彼は初の閣僚に就任しました。翌年には内閣総理大臣小渕恵三が急病に見舞われる中でも再び総務庁長官に任命され、その後の内閣改造で退任しました。その後、公明党の副代表、常任顧問などの地位を経ることで、党内での影響力を維持しました。

政界引退

2004年の第20回参議院議員通常選挙には立候補せず、彼は政界から引退しました。彼の政治家としてのキャリアは多角的であり、数々の役職を通じて日本の政治に寄与しました。

人物的特徴

彼は公明党に所属していましたが、特異なことに非創価学会員であったため、その点でも注目を浴びました。非創価学会員の公明党所属議員は少数であり、彼の存在は党内でも特異なものでした。

続訓弘の政治家としての足跡は、東京及び日本全体に渡る長きに及び、その経歴は今なお多くの人々に語り継がれています。

もう一度検索