網谷道弘

網谷道弘：神職としての足跡と社会貢献

網谷道弘氏は、日本の神職であり、現在は近江神宮の宮司を務めています。その経歴は、明治神宮での奉職から始まり、数々の要職を経て現在に至ります。本記事では、網谷氏の生涯と業績を詳細に解説します。

生い立ちと神職への道

大学卒業後、一般企業に就職した網谷氏ですが、結婚の際に仲人を務めた明治神宮の宮司からの言葉がきっかけとなり、神職への道を志すことになります。國學院大學で学び、神職としての基礎を築きました。

明治神宮での奉職

昭和60年（1985年）に明治神宮に奉職し、平成元年（1989年）に権禰宜、平成19年（2007年）に禰宜に昇任しました。明治神宮においては、様々な祭典や行事に参加し、神職としての経験を積みました。

小石川大神宮の例祭にも、明治神宮宮司の代理として参列するなど、他の神社との交流も積極的に行っていました。

平成23年（2011年）には、明治神宮権宮司に就任し、より重要な役割を担うことになります。

神社関連の要職と活動

笠間稲荷神社の正式参拝や、比叡山宗教サミットへの参加など、神社界における活動も活発に行いました。平成29年（2017年）には、平成の富士塚復興開山式に参列し、髙瀬神社を参拝しています。

明治神宮崇敬会理事長としては、髙瀬神社を再び参拝するなど、各地の神社との連携を深めました。國學院大學合気道部の記念祝賀会では乾杯の音頭を取り、幅広い分野で活躍しました。

天皇陛下御即位奉祝委員会事務総長にも就任し、国家的な行事にも深く関わりました。

近江神宮宮司へ

令和3年（2021年）に明治神宮を離れ、大根地神社の禰宜に転じました。そして、令和5年（2023年）7月1日、近江神宮の宮司に就任しました。前宮司である佐藤久忠氏からの誘いを受け、新たな職務に就くことになりました。就任直後には燃水祭が斎行され、資源の安定供給を祈願しました。

社会活動への貢献

網谷氏は、神職としての活動だけでなく、社会的な活動にも積極的に参加しています。世界宗教者平和会議日本委員会の理事や、日本会議の理事長などを務め、宗教界や社会の平和と発展に貢献しました。

著作活動

網谷氏は、「祖国病むが故に陛下病めり」という論文を寄稿し、自身の考えを発信しています。

まとめ

網谷道弘氏は、神職として、また社会活動家として、多岐にわたる分野で活躍してきました。その活動は、日本の伝統文化の継承と発展、そして社会の平和と繁栄に貢献しています。近江神宮宮司としての今後の活躍が期待されます。

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