総務省大臣官房

総務省大臣官房について

総務省大臣官房は、総務省の内部部局の一つであり、省全体の事務を総合的に調整する役割を担っています。ここでは、その沿革、職務、組織について詳しく解説します。

沿革

大臣官房は、時代の変化や行政ニーズに対応するため、組織の改編を重ねてきました。主な沿革は以下の通りです。

2007年（平成19年）4月1日：管理室企画官を廃止。
2008年（平成20年）7月4日：官房技術総括審議官を廃止し、官房総括審議官を2人から3人に増員。
2016年（平成28年）4月1日：官房サイバーセキュリティ・情報化審議官を新設し、官房審議官を14人から13人に減員。

これらの変遷から、情報化やサイバーセキュリティの重要性が増すにつれて、大臣官房の役割も変化してきたことがわかります。

職務

大臣官房の職務は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。

会計関連：交付税及び譲与税配付金特別会計の経理
情報システム：総務省の情報システムの整備及び管理
図書館：国立国会図書館支部総務省図書館に関すること
政策評価：総務省の所掌事務に関する政策の評価
公益法人：公益法人及び公益信託の監督に関する関係行政機関の事務調整
特別基金：独立行政法人平和祈念事業特別基金に関すること
特別交付金：引揚者等に対する特別交付金
弔慰金：対日講和条約により日本国籍を失った戦没者遺族等に対する弔慰金等
慰労：旧社団法人日本赤十字社救護看護婦及び旧帝國陸海軍従軍看護婦に対する慰労
戦災死没者：一般戦災死没者に対して追悼の意を表す事務（厚生労働省の所掌を除く）
静穏保持：国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律に基づく政党事務所周辺地域の指定
その他：上記に挙げたもののほか、総務省の所掌事務で他の所掌に属しないもの

これらの職務は、総務省全体の円滑な運営を支えるために不可欠です。また、他省の大臣官房と共通する職務については「大臣官房#所掌事務」、十五年戦争で死没ないし引き揚げた軍属および一般国民に関する職務については「社会・援護局#旧帝國陸海軍および戦争関連で本局が所掌しない事務」および「引き揚げ#引き揚げ事業担当部局の変遷」を参照してください。旧帝國陸海軍の軍人については、恩給業務管理官職（旧：人事・恩給局）および厚生労働省社会・援護局が主に担当します。

組織

大臣官房は、以下の組織で構成されています。

官房長
官房総括審議官（3人）
官房政策立案総括審議官（1人）
官房サイバーセキュリティ・情報化審議官（1人）
官房地域力創造審議官（1人）
官房審議官（13人）
官房参事官（9人）
官房企画官（2人）
秘書課
調査官（3人）
総務課
会計課
庁舎管理室
厚生企画管理室
企画官（2人）
企画課
個人番号企画室
情報システム室
企画官（2人）
政策評価広報課
広報室
企画官（1人）

これらの組織が連携し、大臣官房の職務を遂行しています。

関連項目

日本の行政機関
大臣官房

脚注

注釈

出典

外部リンク

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大臣官房は、総務省の運営において重要な役割を果たしており、その活動は国民生活に深く関わっています。

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