総合運動場駅 (ソウル特別市)

総合運動場駅（チョンハブンドンジャンえき）は、大韓民国ソウル特別市松坡区蚕室1洞に位置する鉄道駅です。ソウルを走る主要な路線が交差する重要な結節点であり、ソウル交通公社の2号線と、ソウル市メトロ9号線が乗り入れています。この駅は、特に近隣に集まる大規模なスポーツ関連施設へのアクセス拠点として、多くの利用者で賑わいます。

利用可能な鉄道路線

当駅で利用できる路線は以下の通りです。

ソウル交通公社
2号線（駅番号: 218）
ソウル市メトロ9号線
9号線（駅番号: 930）

駅構造

総合運動場駅の構造は、乗り入れる路線によって異なります。

ソウル交通公社2号線
2号線は地下に設けられた相対式ホーム2面2線の構造を持っています。ホームには安全確保のため、スクリーンドアが設置されています。
改札口は駅の西側（三成方面）と東側（蚕室セネ方面）の二ヶ所にあります。西側の改札は内回り・外回りホームそれぞれに独立して設置されていますが、東側の改札は一つで、改札内にて9号線との乗り換え通路に繋がっています。駅構内および改札外には化粧室が完備されており、特に東側改札内には化粧室が設けられています。利用者の利便性を図るため、エレベーターが整備されています。地上への出入口は1番から8番までの合計8ヶ所が利用可能です。
2号線ホームには、案内上ののりば番号は特に設定されていません。

ソウル市メトロ9号線
9号線も地下駅であり、相対式ホーム2面2線の構造です。ホーム階は地下4階と比較的深い位置にあります。ホームには安全対策としてスクリーンドアが設置されています。
改札口は地下1階に一つ設けられています。地上への出入口は9番出口のみの一ヶ所です。2号線への乗り換え通路は、ホーム階（地下4階）と改札階（地下1階）の間にある地下2階から伸びています。駅構内にはエレベーターが完備されていますが、ホーム階から改札階へ向かうエレベーターと、ホーム階から乗り換え通路階へ向かうエレベーターは分かれているため、乗り換えや移動の際には注意が必要です。
9号線ホームにも、案内上ののりば番号は設定されていません。

利用状況

近年の当駅における一日平均の利用人員は、年々変動を示しており、詳細な推移が記録されています。

駅周辺

駅周辺は、駅名の由来ともなった総合運動場関連施設をはじめ、教育機関や公共施設などが集まるエリアです。

アジア公園
学校施設群（ソウル亜洲初等学校、亜洲中学校、貞信女子中学校、貞信女子高等学校など）
蚕室7洞住民センター
アジア選手村アパート
蚕室総合運動場関連施設
オリンピック主競技場
蚕室野球場
蚕室室内水泳場（第1・第2）
蚕室室内体育館
蚕室学生体育館
中小企業製品売り場
炭川
松坡こども図書館

歴史

当駅の歴史は、1980年代初頭にソウル交通公社2号線の開業と共に始まりました。

1980年5月28日: 駅名が「大運動場駅（대운동장역）」に決定。
1980年8月28日: 駅名が現在の「総合運動場駅（종합운동장역）」に変更されました。
1980年10月31日: ソウル交通公社2号線の駅として開業。当時は終着駅であり、新設洞駅まで直通運転を行っていました。
1982年12月23日: 2号線が教大駅まで延伸されたことにより、途中駅となります。
1983年9月16日: 乙支路区間の開業に伴い、新設洞駅方面への直通運転が廃止されました。
2015年3月28日: ソウル市メトロ9号線が当駅まで延伸開業し、乗り換え駅となります。
2018年12月1日: 9号線が当駅から中央報勲病院駅までさらに延伸されました。

隣の駅

当駅の隣駅は以下の通りです。

ソウル交通公社2号線
蚕室セネ駅 (217) - 総合運動場駅 (218) - 三成駅 (219)
ソウル市メトロ9号線
急行
奉恩寺駅 (929) - 総合運動場駅 (930) - 石村駅 (933)
一般
* 奉恩寺駅 (929) - 総合運動場駅 (930) - 三田駅 (931)

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