総社・一宮バイパス

総社・一宮バイパスの概要

総社・一宮バイパスは、岡山県岡山市北区楢津から総社市井尻野へと至る計画中の国道180号のバイパス道路です。この道路はさまざまな地域名や標識によって「総社バイパス」または「一宮バイパス」としても知られています。また、総社バイパス区間は国道429号と重複部分があり、両者が共用される部分となっています。

現在、道路の建設が進行中であり、一部の区間では暫定的に供用されているところもあります。具体的には、総社バイパスの一部（総社市北國府から岡山市北区高松田中間）や、一宮バイパスの岡山市北区楢津から一宮山崎間が対象です。全面開通が実現すると、この道路は国道180号の楢津東交差点から岡山西バイパスにつながります。また、起点部分の一部は地域高規格道路である「岡山環状道路」の一部を形成します。

路線データ

• - 起点: 岡山県岡山市北区楢津（楢津東交差点）
• - 終点: 岡山県総社市井尻野（現在の予定地は総社市小寺）
• - 延長: 15.9 km
• - 設計速度: 60 km/h
• - 道路幅員: 22.0 m - 30.0 m
• - 車線数: 4車線

このうち、一部は国道429号との重複区間として設定されています。

沿革

このバイパスの事業は1973年に始まりました。1988年には総社地区の都市計画が決定され、その後1991年には一宮地区の都市計画も策定されました。

1993年には総社市長良地区の4車線の供用が開始され、その後も建設が進みました。
1994年には岡山市門前から総社市長良の区間が供用、1996年には長良から窪木までの区間が4車線で供用されました。2008年には総社市窪木から総社にかけての1.6kmの区間が供用開始しました。

最近では、2016年3月に岡山市北区楢津から岡山市北区一宮山崎（延長1.5km）が暫定的に供用されたほか、2023年1月には総社市総社から小寺（延長1.9km）の区間が同様に供用開始されました。そして2025年度には岡山市北区一宮山崎から今岡（延長0.7km）が供用を開始する予定となっています。

地理的特徴

このバイパスは、岡山県の岡山市北区および総社市を通ります。主要な接続道路としては、岡山自動車道岡山総社ICや国道429号が挙げられます。特に国道429号は、総社バイパス区間との重複部分を形成しています。

交差する道路

交差する道路については、楢津東交差点から小山交差点までの区間を中心に設計されています。一部の交差する道路以外は市道となっています。また、楢津東交差点から小山交差点間には、キロポストの前にBPが設置されています。

このように、総社・一宮バイパスは岡山地域における重要な交通インフラとしての役割を果たしつつあり、地域の交通利便性の向上が期待されています。

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