総神大入口（梨水）駅

総神大入口（梨水）駅の概要

総神大入口（梨水）駅（チョンシンデイック（イス）えき）は、韓国ソウル特別市銅雀区舎堂洞に位置する駅です。この駅はソウル交通公社によって運営されており、駅名には4号線側の「総神大入口駅」と、7号線側の「梨水駅」の二つが存在します。これらの駅名が統合されて「総神大入口（梨水）駅」という名称が使用されています。特に4号線側には「梨水」という副駅名が付与されています。

鉄道路線の利用状況

この駅では、以下の2つの路線が運行されています。

• - 4号線: 総神大入口（梨水）駅 （駅番号: 432）
• - 7号線: 梨水駅（駅番号: 736）

駅の構造について、4号線のホームは地下2階にあり、相対式ホームが2面2線設置されています。7号線へは舎堂寄りの階段を使って乗り換え通路を利用することが可能ですが、長岩方面への乗り換えには一度改札階に上がる必要があります。改札階は地下1階にあり、改札口は銅雀側と舎堂側の2ヵ所に配置されています。

一方、7号線のホームは地下4階に位置し、こちらも相対式ホーム2面2線からなります。フルスクリーンタイプのホームドアが設置されており、4号線への乗り換えは温水方面ホームから内方寄りの連絡通路を通じて行えますが、長岩方面ホームからは一度改札階に上がる必要があります。改札階は地下3階にあり、内方側と南城側に改札口があります。

駅周辺の施設

駅周辺には多くの教育機関や商業施設が立ち並んでいます。京門高等学校や南四初等学校、瑞門女子高等学校などの学校が近接しており、また、冠岳市場や南城市場といった市場も生活の便を図る上で重要な役割を果たしています。

その他にも、銅雀洞事務所、舎堂洞郵便局、三一公園などの公共施設も周囲に存在し、地域住民の生活を支える重要な拠点となっています。さらに、太平百貨店やイーマート梨水店などの商業施設も周囲には多く、買い物や食事に訪れる人々にとって便利な場所となっています。

歴史的経緯

この駅の歴史は1985年に遡ります。開業当初は「梨水」という仮称でしたが、総神大学校が近くに位置していることから、費用を負担する条件で「総神大入口」として開業されました。その後、1991年には副駅名として「梨水」が追加されました。しかし、1993年に新たに7号線の計画があり、混乱を避けるために1997年に「総神大入口（梨水）」を「梨水」に改名する決定が下されました。これにより、同駅名は大学名を使わずに設置されましたが、2000年に新たな変更があり、最終的に「総神大入口（梨水）」という名称が用いられています。

利用状況

現在の利用状況は安定しており、周辺の教育機関や商業施設へのアクセスが可能なことから、通勤通学に利用される方が多い環境にあります。駅名の変遷を経て、今では「梨水」と「総神大入口」が両方の呼び名として親しまれていますが、大学へのアクセスを目的とする場合は、隣接する南城駅の方が近いという皮肉な状況が見受けられます。

このように、総神大入口（梨水）駅はただの交通手段を超え、多くの人々の日常生活を支える重要なハブとなっています。駅名問題や周辺施設の充実が、今後も人々の利用率を高める要因となるでしょう。

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