緑が丘駅 (東京都)

緑が丘駅の概要

緑が丘駅（みどりがおかえき）は、東京都目黒区緑が丘三丁目に所在する東急電鉄大井町線の駅で、駅番号はOM09です。この駅は目黒区内で最も南に位置し、多くの地域住民に利用されています。

歴史

緑が丘駅は1929年12月25日に中丸山駅として開業しました。1933年には現在の駅名に改称され、1966年には再度改名されて緑が丘駅と定着しました。また、2013年には駅の改良工事が完了しています。

駅名の由来は、駅が位置する目黒区緑が丘の地名から来ています。開業当初は駅近くの高台の名称「中丸山」から名付けられました。これに対し、1932年に東京市編入の際には、緑豊かな丘陵を反映させて「緑ヶ丘」と名付けられました。駅名の変更は鉄道会社や不動産会社によるものではなく、地域の特性を反映したものです。

駅の構造

緑が丘駅は相対式のホームを2面2線持つ高架駅です。出入り口は一箇所のみで、バリアフリーの対応としてエスカレーターやエレベーターが設置されています。駅舎は過去には独特なデザインを持っており、かつてはモダンな構造の四分円形の建物でした。

2013年度には駅の照明が全面的にLEDにされ、ホームやコンコースに調光機能付きのLED照明が導入されました。また、ホームドアも設置されるなど、利便性が向上しています。バリアフリー対応工事は2008年から2013年にかけて行われ、駅前広場の整備や緑道への通路の新設も計画されています。

利用状況

2024年度の予測では、1日の平均乗降人員は約10,090人と見込まれています。近年の利用者数は安定しており、交通の便利さから多くの人々が利用しています。

駅周辺の環境

緑が丘駅の南側には東急目黒線が通っており、駅の東側は東京科学大学のキャンパスに囲まれています。また駅のすぐ南西には世田谷区奥沢があります。この地域には官公庁や教育機関が密集しており、通勤・通学の利便性も非常に高いです。

公共施設

• - 碑文谷警察署緑が丘交番
• - 東京科学大学大岡山キャンパス
• - 目黒区立第十一中学校
• - 目黒区立緑ヶ丘小学校
• - 目黒緑が丘郵便局

交通アクセス

大岡山駅（徒歩約8分、650m）や奥沢駅（徒歩約10分、850m）など、周辺駅へのアクセスも良好です。また、駅南側には緑が丘駅バス停が設置され、都立大学駅前経由で東京医療センター行や多摩川駅行のバスが運行されています。

隣接駅

緑が丘駅の隣には大井町線の大岡山駅（OM08）と自由が丘駅（OM10）があり、通勤者や学生にとって非常にアクセスの良い立地となっています。

このように、緑が丘駅は地域の交通の要所として、また周辺の教育機関や公共・金融施設の近くに位置する便利な駅として、多くの人々に利用されています。

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