羅大用 (潜水艦)

羅大用 (SS-069)

羅大用（ナ・デヨン、朝鮮語: 나대용、ラテン文字表記: Na Dae Yong）は、大韓民国海軍の張保皐級潜水艦の8番艦です。艦名は、李舜臣提督の配下として活躍した名将、羅大用（ko:나대용）に敬意を表して命名されました。

羅大用は、大宇重工業玉浦造船所にて建造され、2000年12月に就役しました。就役後は、鎮海に拠点を置く第9戦団に配備され、韓国の領海警備と国防に貢献しています。

2002年には、環太平洋合同演習（リムパック2002）に初めて参加し、その卓越した性能を国際舞台に示しました。演習中には、仮想敵艦10隻、総トン数10万トンを撃沈するという目覚ましい戦果を記録し、その高い戦闘能力を証明しました。

また、羅大用は、大韓民国海軍として初めてハープーン対艦ミサイルの実射訓練を実施しました。この訓練では、60kmという長距離にある標的に対して正確な命中を果たし、対艦攻撃能力の向上に大きく貢献しました。

2012年にも、羅大用は「DDG-992 栗谷李珥（ユルゴク・イイ）」、「DDH-981 崔瑩（チェ・ヨン）」と共にリムパックに参加し、国際協力体制の強化と、韓国海軍のプレゼンス向上に寄与しました。

羅大用は、韓国海軍の潜水艦戦力の中核として、その任務を遂行し続けています。

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