羊土社

羊土社：医学・生命科学分野をリードする出版社

羊土社は、1979年2月7日に設立された、日本の医学出版社です。医学、生命科学に関する専門性の高い書籍や雑誌を数多く発行しており、高い評価と信頼を得ています。

出版物の範囲

羊土社の出版物は、医学分野を広くカバーしています。基礎医学、臨床医学それぞれの分野を網羅した書籍に加え、医学教育に不可欠な教科書なども出版しています。これらの出版物は、医学研究者、医療従事者、そして医学を学ぶ学生にとって、貴重な情報源となっています。

堅実な業績

羊土社は、高い専門性と質の高い出版物により、多くの読者から支持を得ています。その結果、複数の出版社別年間売上ランキングで上位にランクインするなど、堅実な業績を収めています。例えば、2017年には紀伊國屋書店ランキングで69位、丸善ジュンク堂書店ランキングで50位にランクイン。また、2015年にはAmazonジャパンの和書および雑誌部門で48位にランクインするなど、その存在感は業界内でも広く認知されています。

代表的な定期刊行物

羊土社は、数多くの専門誌を発行していますが、中でも以下3誌は特に注目に値します。

『実験医学』: 1983年創刊の月刊誌で、羊土社が初めて発行した雑誌です。生命科学の最先端研究を紹介する、この分野では非常に権威のある雑誌です。創刊時の編集顧問には、東京大学教授であった村松正實氏をはじめ、森脇和郎氏、山村雄一氏、江橋節郎氏など、著名な生命科学者、医学者が名を連ねていました。
『レジデントノート』: 1999年創刊の月刊誌で、羊土社はこれを日本初の研修医向け雑誌として位置付けています。研修医にとって必要不可欠な情報を提供することで、医療現場の質向上に貢献しています。
* 『Gノート』: 2014年創刊の隔月刊誌です。総合診療に関する情報を提供しており、幅広い医療現場で活用されています。

業界団体への加盟

羊土社は、日本医書出版協会、自然科学書協会、全国医書同業会、全国出版協会といった、日本の出版業界における主要な団体に加盟しています。これらの団体を通じて、出版業界の発展に貢献するとともに、業界内の情報共有や連携を図っています。

まとめ

羊土社は、長年にわたり医学・生命科学分野の出版に携わり、高い専門性と信頼性を築き上げてきました。今後も、質の高い出版物を通じて、医学・生命科学の発展に貢献していくことが期待されます。

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