美川スキー場

美川スキー場の概要

美川スキー場は、愛媛県久万高原町に位置し、かつては四国最大のスキーリゾートとして知られていました。自然公園の大川嶺に所在し、スキー場からは美しい石鎚山の景観を楽しむことができました。このスキー場は1960年にオープンし、数十年にわたって多くのスキーヤーやスノーボーダーに愛されてきました。

沿革

美川スキー場の歴史は1960年に始まります。この年、愛媛県スキー連盟、愛媛山岳会、国鉄バスなどが協力し、ユニークなスキー場を開設しました。1965年にはスキーリフトの営業を開始し、その後1980年には第2リフトが新設され、更に1982年には第3リフトの設置が行われました。人工降雪機が導入された1988年には夜間のスキーも楽しめる環境が整いました。しかし、2010年に指定管理者の撤退により営業が休止。2014年には、スキー愛好者の減少に伴い、廃止されることとなりました。

コース概要

美川スキー場には、多様なスキーヤーのニーズに応えるためのコースが用意されていました。初級者向けのコースが3つ、中級者向けが5つ、そして上級者向けのコースが1つの合計9コースが設けられていました。これにより、様々なスキルレベルの人々がスキーやスノーボードを楽しむことができる環境が整えられていました。

廃止後の姿

スキー場が廃止された後、跡地は「ハイランドパークみかわ」という名称で新たに生まれ変わりました。現在、この場所はアジサイが咲き誇る美しいスポットとして利用されています。また、自然の中でのリラックスや散策を楽しむ人々が訪れています。

モータースポーツイベントの開催

美川スキー場の跡地は、モータースポーツの拠点としても使用されています。特に、JAF公式戦である全日本ラリー選手権や全日本ジムカーナ選手権のイベント会場として利用されており、周辺地域では「久万高原ラリー」や「スーパースラローム IN 久万高原」といった名物イベントが開催されています。駐車場はジムカーナ場やラリーのサポート拠点としての役割を果たしています。

アクセス情報

美川スキー場へのアクセスは、松山ICから国道33号線を経由して約90分の距離です。この好立地は多くのスキーヤーやモータースポーツファンを惹きつけていました。最寄りの都市からの通いやすさも、訪れる理由の一つとなっていました。

まとめ

美川スキー場は、その歴史と魅力的なロケーションから多くの人々に親しまれてきました。廃止された現在でも、その跡地は新たな形で地域に貢献しており、訪れる人々に楽しさや癒しを提供しています。美川スキー場が残した足跡は、今もなお多くの愛好者の心に刻まれています。

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