美濃松山駅

美濃松山駅について

美濃松山駅（みのまつやまえき）は養老鉄道養老線の駅で、岐阜県海津市南濃町松山古堤に位置しています。この駅は岐阜県内でも最南端にあたるため、地域の交通網において重要な役割を果たしています。

駅の歴史

美濃松山駅は1929年の2月24日に開業し、当初は養老電気鉄道の多度駅から石津駅までの路線の一部として機能していました。同年の10月1日には伊勢電気鉄道養老線の駅に統合され、その後もさまざまな鉄道会社と合併や移管を経て、最終的には2007年に養老鉄道の駅として独立しました。

この駅の歴史は、近鉄時代においても注目され、桑名駅を基準にした時代には昼間時に運行される列車の約半数が当駅で折り返しを行っていました。ただし、2025年2月現在では、桑名駅発の最終列車のみが当駅に停車します。このような変遷は、美濃松山駅が地域の交通にどのように寄与してきたのかを示しています。

駅の構造

美濃松山駅は、相対式ホームを2面持ち、2線で構成された地上駅です。現在は駅員が配置されておらず、駅舎も存在しないため、利用者は直接ホームにアクセスする形になります。上り線と下り線の両方のホーム出入口は大垣寄りに設けられ、互いのホーム間は一般の踏切を利用する必要があります。また、駅前広場には車椅子対応の水洗式トイレが設置されています。

利用状況

美濃松山駅の利用状況は、年度ごとに変動しており、その詳細は乗降人員調査によって示されています。調査は任意の1日に行われるため、天候や地域行事の影響を受け大きな変化を見せることがあります。データの視覚化のため、年度ごとの最高値や最低値が色分けされています。

駅周辺の環境

駅の南側に位置する養老線は国道258号の高架をくぐり、この地点を境に北側は岐阜県、南側は三重県となっています。美濃松山駅は、鉄道路線で唯一この2県の県境を交差する地点でもあります。周辺には松山簡易郵便局や住宅地、さらにはコンビニエンスストアや信用金庫など、地域住民にとって便利な施設が多く立ち並んでいます。

バス路線と周辺交通

美濃松山駅は、海津市デマンド交通などのバス路線にも接続しており、地域内の交通手段としても重要です。

隣接する駅

美濃松山駅の隣には多度駅と石津駅があり、養老線沿いの重要な駅同士としてつながっています。美濃松山駅は、地域住民や訪問者にとって、周辺エリアへのアクセスを提供する大切なハブです。

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