群馬県看護協会

公益社団法人群馬県看護協会

公益社団法人群馬県看護協会（Gunma Nursing Association）は、群馬県知事の管理下で運営される団体で、保健師、助産師、看護師、准看護師等の専門職からなる会員組織です。この協会は、地域の保健医療の質を向上させ、地域社会に貢献することを主な目的としています。

沿革

この協会の起源は1948年にさかのぼり、日本助産婦看護婦保健婦協会群馬支部として設立されました。1951年には日本看護協会群馬県支部に名称変更を行い、1952年には社会福祉法人三友会を設立しました。これは、保健師、助産師、看護師の三つの職種をまとめた称号から名付けられています。

1954年からは、保健婦部会、助産婦部会、看護婦部会をそれぞれ設置し、各部門の専門性を高めるために努力してきました。1974年には正式に社団法人群馬県看護協会として認可され、看護職の教育を支援するための看護職員教育センターも1976年に設立されました。

1984年には連携を強化するために各部会を日本看護協会群馬県支部に統合し、1993年に現在の形態である公益社団法人群馬県看護協会が誕生しました。2000年には創立50周年を迎え、記念式典を開催し、地域における看護活動の重要性を再確認しました。

訪問看護ステーション

協会は訪問看護サービスにも積極的に取り組んでおり、1996年から群馬県内で訪問看護ステーションを運営してきました。富岡、北橘、渋川、前橋南、高崎など、県内各地に拠点を持ち、高齢者や障害者、病気の方々が住み慣れた地域で安心して生活できるよう支援を行っています。

特に訪問看護ステーションは、看護師が家庭を訪れ、医療や介護に関する支援を提供する重要な役割を果たしています。また、看護教育センターについても、看護職の人材育成を目的としており、質の高い教育を提供するため、さまざまな研修プログラムを実施しています。

現在の活動

公益社団法人群馬県看護協会は、専門職のスキル向上や地域貢献に努めており、日本看護協会や厚生労働省、国際看護師協会などと連携しながら、国際的な看護の流れにも適応しています。また、患者さんや家族に向けた啓発活動も行い、看護・助産・保健の重要性を広めるために情報提供やイベントを開催しています。

本協会の本部は群馬県前橋市に位置し、地域の看護・保健の向上に貢献し続けることを目指しています。信頼される医療の提供と看護職の専門性を高めるための努力は、今後も続いていくでしょう。

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